エアライン, ボーイング, 機体 — 2022年11月25日 20:30 JST

エア・カナダ、日本5路線来夏に全面再開 提供座席数コロナ前超えへ

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 エア・カナダ(ACA/AC)は、2023年3月26日に始まる同年夏ダイヤで、5路線ある日本路線をすべて再開する。一部の路線は機材を大型化するなど、座席供給量は新型コロナウイルス前の2019年を上回る見通し。

23年夏ダイヤで日本路線をすべて再開するエア・カナダ(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
成田-バンクーバーは777へ大型化
乗り継ぎ・VFR多いモントリオール線

成田-バンクーバーは777へ大型化

エア・カナダのルッシ氏(左)とワイス貴代アジア・太平洋地区統括支社長=22年11月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 同社の日本路線はバンクーバー発着が成田と関西の2路線、トロント発着が羽田と成田の2路線、モントリオール-成田線の計5路線。現在は1日1往復(週7往復)のバンクーバー-成田線と、週4往復のトロント-成田線、週3往復のモントリオール-成田線の3路線のみ運航中で、残りの2路線は順次再開する。

 2路線のうち、羽田-トロント線は4月21日の現地発から1日1往復で再開。バンクーバー-関空線は6月2日の現地発から週4往復で再開し、バンクーバー発は月曜と水曜、金曜、日曜に、関空発は月曜と火曜、木曜、土曜に運航する。

 またボーイング787-9型機(3クラス298席:ビジネス30席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー247席)で運航中のバンクーバー-成田線は、夏ダイヤ期初から777-300ER(3クラス400席:ビジネス40席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー336席など)に大型化。トロント-成田線は、現地時間1月18日から1日1往復に増便する。モントリオール-成田線は段階的に増便し、5月1日の現地発からは1日1往復運航する。

乗り継ぎ・VFR多いモントリオール線

 カナダから来日中のエア・カナダでインターナショナルセールス ヴァイスプレジデントを務めるヴァージリオ・ルッシ氏は11月25日、東京・赤坂にある同社日本支社で取材に応じた。

 日本路線のうちモントリオール-成田線は、モントリオールを発着する唯一のアジア路線となる。同路線についてルッシ氏は、日本からの利用客だけでなく、東南アジア各国からの乗り継ぎ客やVFR(友人・親族訪問)が強いと説明。同社と同じ航空連合「スターアライアンス」に加盟する全日本空輸(ANA/NH)便を活用し、成田のハブ機能を重要視する姿勢を示した。

成田空港に到着するエア・カナダの787=22年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 このほか、2023年夏ダイヤでの日本5路線の復便について「日本は重要市場。フル状態で戻って来られるのがうれしい」と語り、喜びをあらわにした。

 カナダ政府はコロナの規制を撤廃済みで、日本は10月11日から水際対策を緩和した。ルッシ氏は「両国が同じ状況になった。両国間にはしっかりとした需要があると考えている」と述べ、今後の需要拡大に期待を寄せた。現在、日本発は50%程度戻ってきているという。

 ルッシ氏は、アジア各国では規制が緩和されているものの、欧州と比べると1年程度の遅れがみられるとの認識を示した。「規制撤廃後、欧州との往来が活発になった。アジアでも同じようなことが起こる」と述べ、利用客の旅行機運を高めたいとした。

 エア・カナダはコロナ中、機内サービスなどを簡素化して提供していたが、11月からはコロナ前のサービス内容に戻した。また、11月1日からはカナダの航空会社としては初めて、機内Wi-Fiの無料提供を開始した。ルッシ氏は「今まで以上のサービスを提供している」と述べ、サービス内容に自信を見せた。

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【お詫び】
当初、トロント-成田線は「1月18日に再開」としておりましたが、同路線は運航中です。お詫びして訂正いたします。(22年11月29日 10:50 JST)