エアライン, ボーイング, 機体 — 2022年11月25日 13:55 JST

エア・カナダ、中部再開「当面ない」 ルージュは短距離注力

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 エア・カナダ(ACA/AC)は、観光路線を主体とする系列のエア・カナダ ルージュ(ROU/RV)が運航していたバンクーバー-中部線について、当面は再開しない方針を示した。カナダから来日中のエア・カナダ本体でインターナショナルセールス ヴァイスプレジデントを務めるヴァージリオ・ルッシ氏が、11月25日に明らかにした。

767-300ERでバンクーバー-中部線を運航していたエア・カナダ ルージュ=17年6月2日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ルージュは2013年7月1日に運航を開始したフルサービス航空会社(FSC)で、当初はバンクーバーとモントリオール、トロントの3空港を拠点に観光路線を運航していた。エア・カナダよりも1席あたりの運航コストが30%低いことから、エア・カナダ本体では就航が難しい都市へはルージュが乗り入れていた。

エア・カナダのルッシ氏(左)とワイス統括支社長=22年11月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ルッシ氏はバンクーバー-中部線について「ルージュだから可能だった路線。コストを抑えないと運航が厳しい路線だった」と表現。エア・カナダのワイス貴代アジア・太平洋地区統括支社長も、中部圏は自動車産業などが盛んなことから「本体の方が市場としては合っているが、需要が追いつかなかった」と、運休直後の2019年4月に明らかにしていたことから、苦戦が続いていたようだ。

 日本へは長距離機材のボーイング767-300ER型機を投入し、バンクーバーから関西と中部へ乗り入れていたが、バンクーバーの拠点廃止に伴い、日本2路線を運休。このうち関空は2019年6月からエア・カナダ本体の運航に移行したが、中部線は運休が続いている。

 ルージュが保有していた767は2020年ですべて退役済み。現在はエアバスA319型機とA320、A321の小型機のみを保有し、カリブ海など近距離へ乗り入れている。

 ルッシ氏は「ルージュを長距離路線に投入することはない」と明言。今後の長距離路線は、収益性などを考慮しエア・カナダ本体が担っていく。

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