エアライン, 官公庁 — 2022年8月24日 19:58 JST

札幌市とANA、車いす街歩きイベント ユニバーサルMaaSの実証実験

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 札幌市とANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)とANAあきんどの3者は、車いすを活用した街歩きイベント 「WheeLog!(ウィーログ)in 札幌」を9月4日に開催する。札幌での2030年冬季五輪招致を視野に、共生社会の実現に向けた「ユニバーサルMaaS(Universal MaaS)」の共同プロジェクトで、実証実験として始める。

札幌市とANA、ANAあきんどが開催する車いす街歩きイベント「WheeLog! in札幌」(同サイトから)

 今回のイベントは、車いすに乗りながら街のバリアフリー整備を学ぶ体験型ワークショップ。ユーザー体験に基づいてバリアフリー情報を共有できる「みんなでつくるバリアフリーマップ WheeLog!アプリ」の情報収集にも取り組む。

 アプリで集めたバリアフリー情報は、ANAの経路検索サービス「空港アクセスナビ」に反映され、車いすユーザー向けの参考情報が確認できるという。

 開催場所は、札幌市民交流プラザ SCARTSコート。街歩きエリアは、札幌市中心部を予定している。時間は、9月4日の午前10時から午後5時30分まで。参加費は無料。50人程度の参加者を募集する。参加申し込みは、WheeLog!のウェブサイト内の予約ページから行える。

 「ユニバーサルMaaS」は航空や鉄道、バス、タクシーなど、マイカー以外の異なる交通手段を1つの移動手段として捉える概念「MaaS(マース:Mobility as a Service)」に、誰でも利用しやすくする概念「ユニバーサルデザイン」を加えたもの。障がい者や高齢者、けがを負った人、訪日外国人も利用しやすい一元的な移動手段を意味し、「誰もが移動をあきらめない世界」をテーマとして掲げている。

関連リンク
【参加募集中】WheeLog! in 札幌を開催します!(WheeLog)
札幌市
全日本空輸
ANAあきんど

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