エアライン, ボーイング, 機体 — 2013年8月13日 18:16 JST

キャセイパシフィック航空、新ファーストクラス14年夏に導入完了

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 キャセイパシフィック航空(CPA)は、長距離国際線用のボーイング777-300ER型機に新しいファーストクラスの導入を7月下旬から開始している。全機の改修が終わるのは2014年夏ごろになる見込み。

777-300ERに導入されるキャセイパシフィック航空の新ファーストクラス(同社資料から。ほかも同じ)

新ファーストクラスのシート

 ファーストクラス各席の区画外面には、光沢のあるグレーの素材を、内面には温かみのある色調の天然皮革を使用した。テーブルやコンソール内の小物をしまうスペースのほか、サイドコンソールの上部にはドリンクホルダーも用意。化粧室には今回特別にデザインされたシンクとカウンタートップが設置された。

 座席のリクライニングや腰部のサポート部分の調節、ライトのON/OFFは、各シートに設けられたタッチ式の4.3インチ液晶スクリーンコントローラーで操作できる。各席にはiPhone/iPodコネクターやUSB端子を含むマルチ・ポートコネクターが備えられ、携帯電話などを充電できる。また、自分の携帯端末を接続して、個人モニターを使用でき、ボーズ社製ノイズキャンセリングヘッドフォンで映画や音楽を楽しめる。

 すべての寝具のデザインも一新。羽毛布団や枕、クッション、マットレスに高密度コットン生地を使用。男性客にはブランド「エルメネジルドゼニア」の黒いポーチに入ったアメニティーキットが、女性客には「イソップ」のスキンケアと化粧品が入ったトラサルディ製アメニティバッグが提供される。

 新ファーストクラスは777-300ERにのみ順次投入し、最終的には24機に導入する予定。同じく長距離国際線用の747-400は退役を迎えつつあるため、導入しない。

キャセイパシフィック航空の新ファーストクラス

ベッドメーキングを行った新ファーストクラスのシート

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キャセイパシフィック航空