エアライン, 官公庁 — 2021年6月11日 13:45 JST

3航空連合、ワクチン接種済み乗客の検疫免除求める G7首脳会議で

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 日本航空(JAL/JL、9201)などが加盟するワンワールド・アライアンスと、全日本空輸(ANA/NH)などが加盟するスターアライアンス、デルタ航空(DAL/DL)らが設立したスカイチームの3航空連合は、国際線の渡航や衛生に関する共通基準に合意するよう、G7(先進7カ国)各国政府に呼びかけている。現地時間6月11日から開催されるG7首脳会議に合わせたもので、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を完了した乗客の検疫免除などを求めている。

G7各国政府に渡航・衛生の共通基準への合意を求めているスターアライアンスなど3航空連合=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 3航空連合は現在の渡航基準について、国や空港により運用方法や規制が異なる上、たびたび変更されることから「利用客に混乱とストレスを与え、渡航に支障が出ている」と指摘。ワクチン接種済みの乗客への検疫免除のほか、一貫性のある検査の提供や、乗り継ぎ地で出国しない場合の追加検査や検疫の免除を求めている。G7各国政府への呼びかけにより「世界に先駆けて措置を共通化し、旅行者が安全・安心して渡航できる環境の整備を期待する」とした。

 新型コロナにより、旅行・観光産業は大きな打撃を受けている。OECD(経済協力開発機構)の試算によると、国際観光産業は2020年に約80%減少したという。新型コロナの世界的な流行前、OECD加盟国の観光産業はGDP(国内総生産)の平均4%以上を占めていた。また、観光関連の企業団体WTTC(世界旅行産業会議)は、世界で最大1億7400万人が雇用のリスクに直面していると推計している。

 G7首脳会議は6月11日から13日に英・コーンウォールで開催される。会議には日本の菅義偉首相のほか米国と英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリアの各国首脳が参加し、世界経済などをテーマとした話し合いが進められる。

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