企業, 空港 — 2021年4月6日 15:30 JST

成田空港、自動装着の搭乗橋 2タミで20日から

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 成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)は4月6日、三菱重工交通・建設エンジニアリング(横浜市、旧・三菱重工交通機器エンジニアリング)と、完全自動運転の搭乗橋(PBB)の共同開発契約を締結したと発表した。機体に自動装着する搭乗橋を第2ターミナル(T2)の67番スポット(駐機場)で導入し、20日から運用を開始する。

成田空港で進む搭乗橋の完全自動運転化プロジェクト(NAAの資料から)

自動で装着する搭乗橋を導入する成田空港(写真は試験導入した搭乗橋)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 搭乗橋は、操作盤にあるレバーを倒すと機体に自動で装着する仕組み。グランドハンドリング(グラハン、地上支援)作業の高度化や効率化につながる。グラハンの人材は少子高齢化などで全国的に不足しており、自動化による労働力不足の解消も期待できる。

 両社は今後、搭乗橋の内部でしかできなかった操作をタブレットなどを用いて遠隔操作する機能や、2基以上の搭乗橋を同時に装着する機能などの開発を進める。

 NAAは2019年4月から9月まで、T2の64番スポットでAI(人工知能)を搭載した搭乗橋を試験導入。AIと画像認識技術を使用して機体の扉へ自動的に近づけるもので、機体10センチ手前まで接近。その後は作業者がマニュアル操作に切り替え、操作盤のジョイスティックを操作し扉に装着させ、機能の有効性を検証した。

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