エアライン — 2019年7月18日 17:16 JST

スターフライヤー、軽装勤務の「カジュアルデイ」 松石社長はかりゆし

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 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は7月18日、軽装で勤務する「カジュアルデイ」を初めて実施した。リラックスとおしゃれをテーマに、北九州空港の本社と羽田空港で勤務する社員がTシャツやスニーカーなどを着用して勤務した。

北九州空港の本社で軽装勤務するスターフライヤーのスタッフ=19年7月18日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
軽装でコミュニケーション活性化
服装に悩んだ松石社長
カジュアルデイで視野拡大を期待

軽装でコミュニケーション活性化

 社員の満足度向上を目指す「ES(Employee Satisfaction)向上委員会」がワークライフバランスや働き方改革の一環として企画したもので、業務効率の向上や社員のコミュニケーション活性化を狙う。

 軽装で勤務したのはスタッフ部門などおもに内勤の社員で、全社員約800人中、北九州と羽田の400人程度が着用。客室乗務員や地上係員、整備士など、制服を着用する社員は、通勤時のみ軽装とした。

 普段はコーポレートカラーの黒に合わせ、男女ともモノトーンのワイシャツやジャケットなどを着用。カジュアルデイによりカラフルになった。Tシャツやジーンズなどを着た社員が目立ったほか、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスのレプリカユニフォームを着用した社員が複数いた。一方で、ワイシャツとスラックスでやや着崩す“オフィスカジュアル”の社員もいた。互いに見慣れない服を着用する社員を見つけ、「誰かと思った」と話す姿が多く見られた。

北九州空港の本社で軽装勤務するスターフライヤーのスタッフ=19年7月18日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

服装に悩んだ松石社長

 普段はジャケットを羽織り、ワイシャツとスラックスを着用している同社の松石禎己社長は、今回のカジュアルデイにあたり服装に悩み、頭を抱えたという。松石社長は結局、沖縄の正装・かりゆしを着用。自身が写った那覇就航式典の写真を、前日に見たことがヒントになった。

 かりゆしとスニーカーを着用した松石社長は、「動きやすい」としたものの、当初は自身がカジュアルな服装をすることに難色を示したという。「どうしてやらなければいけないのか、と思ったが、(委員会メンバーの)20人から圧をかけられた」と笑いながら語った。

 軽装で勤務する社内を見た松石社長は「リラックスした感じで、週末のような雰囲気を感じた」と述べ、「根底を守り、芯がしっかりしていれば軽装でも問題ない。若い会社だし、いいきっかけになるかも」と語った。

 松石社長は普段着用するジャケットに、手帳や名刺入れのほか、車の鍵を入れている。軽装によりこれらを携帯する必要があり、やや不便を感じたものの「8月以降もぜひ続けたい」と前向きな姿勢を見せた。

北九州空港の本社でかりゆしを着用するスターフライヤーの松石社長(中)=19年7月18日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

カジュアルデイで視野拡大を期待

カジュアルデイを企画したES向上委員会の(左から)藤永さん、河津さん、星川さん=19年7月18日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 今回のカジュアルデイは、ES向上委員会が企画。運航本部運航乗務員部の星川鍾根(しょうこん)機長と整備本部企画管理部の河津英里さん、運送客室本部客室部の藤永陽子さんら、各部門から集結した28人のメンバーが進めた。

 星川さんは開始にあたり、松石社長を含め、役員がどのような反応をするのかが不安だったという。役員からは「2日間では足りないから1カ月くらい続けたら」と提案があったことで、理解が深まっていると認識しているようだ。星川さんは「松石社長はイヤイヤながらも取り入れてくれた。かりゆしを着用し、結果的に最もカジュアルだった」と笑いながら話した。

 カジュアルデイの導入により、星川さんは社員の意識や考え方の変革を期待する。「普段考えないことを取り組むにはエネルギーがいる」とし、「スタートすることが大事で、普段使わない部分の脳を使うことで刺激になり、視野が広がる」と話した。

 カジュアルデイは前日の17日に続き2日間実施。初日は社員が手探りで参加したため、黒いポロシャツなどのモノトーンが目立つ一方、突き抜けたもの見られ、両極端だったようだ。

 藤永さんは「どんな格好かドキドキしていたが、想像以上にみなさんがんばって取り組んでもらった」と初日を振り返り、「役員はピンクのシャツや、かりゆしなどを着用した。トップが始めると部下たちもやりやすくなる」と話した。

 また17日は、カジュアルデイの開始に合わせ、コックピットやモニターの裏側など、機内のすみずみを掃除した。「掃除の日」とすることにより、カジュアルな服装を抵抗なく導入してもらう狙いがあった。

 今後、数回はカジュアルデイを継続するという。全社向けのアンケートを送付し、感想を募る。星川さんは「社員がどのように感じたかを分析し、今後につなげたい」とした。

北九州空港の本社でホークスのレプリカユニフォームを着用して勤務するスターフライヤーのスタッフ=19年7月18日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

北九州空港の本社で軽装勤務するスターフライヤーのスタッフ=19年7月18日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

北九州空港の本社でかりゆしを着用し社員の昼食lに混じるスターフライヤーの松石社長(中)=19年7月18日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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