エアライン — 2013年3月4日 08:30 JST

ルフトハンザ、シャークレット装備A320初号機受領 欧州初

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 エアバスは現地時間3月1日、ドイツでルフトハンザ ドイツ航空(DLH)に燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備したA320の同社向け初号機を引き渡したと発表した。欧州の航空会社に対するシャークレット装備機の引き渡しは初めて。

シャークレットを装備したルフトハンザのA320=13年2月 PHOTO: Christian Brinkmann/Airbus

 軽量な複合材で作られたシャークレットは燃料消費を約4%改善するもので、長さ約2.4メートル。従来機で翼端に備えられていたウイングチップ・フェンスに替わるもので、燃料コストを節約するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。A320ファミリーの新造機にオプションで提供され、2015年就航予定のエンジン換装型のA320neoファミリーでは標準装備となる。

 DLHでは、15年までに21機以上のシャークレットを装備したA320ファミリーを受領する予定。

シャークレットを装備したルフトハンザのA320=13年2月 PHOTO: Christian Brinkmann/Airbus

関連リンク
ルフトハンザ ドイツ航空
Airbus
エアバス・ジャパン