ボーイング, 機体, 空港, 解説・コラム — 2018年10月11日 22:30 JST

9種類の体験型コンテンツ、コックピットも 特集・中部787施設Flight of Dreams(展示エリア編)

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 10月12日にオープンを控える、中部空港(セントレア)のボーイング787型機を展示する複合商業施設「Flight of Dreams(フライト・オブ・ドリームス)」。開業1週間前となる5日は報道関係者向けに先行公開し、前日の11日には、関係者や来賓を招いて記念式典を開いた。

4階から見下ろす映像と音のショー「Fly with 787 Dreamliner」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 館内には、ボーイング787-8型機の飛行試験初号機「ZA001」(登録番号N787BA)を設置。体験型コンテンツを提供する有料の展示エリアと、飲食や物販などの16店舗が入居する、無料の商業エリアで構成する。展示エリアは「Flight Park(フライトパーク)」、商業エリアは「Seattle Terrace(シアトルテラス)」と命名した。

 本特集では、このうち有料エリアのフライトパークを取り上げる。フライトパークでは、9種類の体験型コンテンツを、チームラボ(東京・文京区)がプロデュースしたデジタル映像などを使い展示。4階建ての館内のうち、1階と4階が有料エリアとなる。

*写真は26枚。
*商業エリアの特集はこちら

Fly with 787 Dreamliner

 「Fly with 787 Dreamliner」(フライ・ウィズ 787ドリームライナー)は787-8の実機と館内空間を使用した、映像と音のショー。床や機体に、クジラや花火、滑走路などのデジタル映像を投影する。1階から4階に続く階段を上がると、機体を見下ろすことができる。

映像と音のショーを提供する「Fly with 787 Dreamliner」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

4階から見下ろす映像と音のショー「Fly with 787 Dreamliner」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

4階から見下ろす映像と音のショー「Fly with 787 Dreamliner」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

Boeing Factory

 「Boeing Factory」(ボーイングファクトリー)は、米シアトル郊外にあるボーイングのエバレット工場を再現。787が完成する過程をデジタル映像で紹介する。

米エバレット工場を再現する「Boeing Factory」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

Paper Plane Music Field

 「Paper Plane Music Field」(奏でる!紙ヒコーキ場)は、紙飛行機をレーザーの中で飛ばすアトラクション。レーザーは板のようなレイヤー(層)になっており、レイヤーを突き破るようにして紙飛行機を飛ばす。

 飛んだ航跡によって音が鳴ったり、レーザーの形や色が変化する。

紙飛行機をレーザーの中で飛ばす「Paper Plane Music Field」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

紙飛行機をレーザーの中で飛ばす「Paper Plane Music Field」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

Sketch Airplane

 「Sketch Airplane」(お絵かきヒコーキ)は、自分でデザインした機体がドーム空間を飛び回るコンテンツ。紙に描いた機体をスキャンし、タブレットで操縦する。

デザインした機体が飛び回る「Sketch Airplane」でデザインした機体をスキャン=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

デザインした機体が飛び回る「Sketch Airplane」でデザインした機体を取り込んだ端末=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

デザインした機体が飛び回る「Sketch Airplane」で取り込んだ機体=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

デザインした機体が飛び回る「Sketch Airplane」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

デザインした機体が飛び回る「Sketch Airplane」のドーム=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

Airline Studio

 「Airline Studio」(エアラインスタジオ)では、航空会社の仕事を体験できる。機内サービスなど、客室乗務員らの仕事をバーチャル体験する。

航空会社の仕事を体験できる「Airline Studio」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

航空会社の仕事を体験できる「Airline Studio」でデモ中の係員=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ZA001 Flight Deck

 「ZA001 Flight Deck」(ZA001コックピット)では、初号機のコックピットを公開。一度に10人近く見学できるが、コックピットは透明の板で間仕切りしているため、操縦席に座ることはできない。

787試験初号機の実機コックピットを公開する「ZA001 Flight Deck」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

787試験初号機の実機コックピットを公開する「ZA001 Flight Deck」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

787試験初号機の実機コックピットを公開する「ZA001 Flight Deck」のヘッドアップディスプレイ=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

787 Dreamliner Explorer

 「787 Dreamliner Explorer」(歩いて集める飛行機図鑑)は、スマートフォンアプリを使ったコンテンツ。機体の回りを歩きながらパーツを探し、役割を学ぶ。パーツをすべて集めると、787の図鑑が完成する。

スマホアプリで楽しむ「787 Dreamliner Explorer」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

The Museum of Flight Learning Center

 「The Museum of Flight Learning Center」(シアトル航空博物館ワークショップ)は、シアトル航空博物館の「STEM(ステム)」教育を、工作や実験を通じて体験できる。

 STEMとはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をつなげたもので、理工系人材を育成する教育として世界各国で取り入れられている。

シアトル航空博物館のSTEM教育を体験できる「The Museum of Flight Learning Center」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

787 Simulator

 「787 Simulator」(787シミュレーター)では、コックピットを再現したシミュレーターを操作。インストラクターが指導して操縦に挑戦する。入場料のほか、別途料金が必要となる。

コックピット操縦を体験できる「787 Simulator」=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

Boeing Store

 1階で営業するボーイングストアでは、ボーイングのオフィシャルグッズを販売。現在米国で14店舗を展開しているが、Flight of Dreamsの開業に合わせ、米国外では初出店する。

 米国直輸入のグッズなど500点を販売するほか、菓子やぬいぐるみなどのオリジナルグッズも用意する。このほかモデルプレーンや、機体で使用した部品を再利用した商品も取り扱う。

 有料の展示エリアを見学後に利用できる動線としつつ、無料の商業エリア利用者も入店できるようにする。

米国外初出店となるボーイングストア=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

米国外初出店となるボーイングストアで販売するオリジナル商品=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

米国外初出店となるボーイングストアで販売するオリジナルパッケージのポテトチップス=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

米国外初出店となるボーイングストアで本国からの模型飛行機の到着を待つ棚=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

展示エリア1200円

 Flight of Dreamsは、中部空港会社が整備を進めている新ターミナルビルの近くに建設。地上4階建てで高さ24メートル、建築面積は6500平方メートル、延床面積は1万1000平方メートルとなる。

 展示エリアの入場料は、大人(中学生以上)が1人1200人、20人以上の団体の場合は同1100円。子供(3歳から小学6年生)は1人800円、団体は同700円で、3歳未満は無料となる。

 シミュレーターは、5分の写真撮影コースが1組1080円。15分間操縦する体験コースは3240円で、このほか30分や60分コースも用意する。

 営業時間は、展示エリアが午前10時から午後5時で、最終入場が午後4時30分。土曜日のみ最終入場が午後6時30分となり、午後7時まで営業する。入場無料の商業エリアも午前10時からで、物販店は午後6時まで、飲食店は午後10時まで。

Flight of Dreamsの有料エリア「フライトパーク」の館内図=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

翼の真下から見た787-8飛行試験初号機ZA001=18年10月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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Flight of Dreams
中部国際空港 セントレア
Boeing
ボーイング・ジャパン

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