エアバス, エアライン, 機体 — 2018年10月2日 10:00 JST

カタール航空、A350-1000追加導入 発注済みA350-900切り替え

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 エアバスは現地時間10月1日、カタール航空(QTR/QR)が発注済みのA350-900型機5機を、長胴型のA350-1000に切り替えたと発表した。

A350-1000を追加導入するカタール航空=PHOTO: P. Masclet, master films/Airbus

 カタールは今年2月20日に、A350-1000の初号機(登録番号A7-ANA)を仏トゥールーズで受領。最初の路線はドーハ-ロンドン(ヒースロー)線となった。

 座席数は、A350-900より44席多い2クラス327席で、ビジネスクラス46席、エコノミークラス281席。ビジネスは1-2-1席配列で、ダブルベッドにもなる「Qsuite(Qスイート)」を、エアバス機では初導入した。エコノミーは3-3-3席配列で、シート幅が18インチのものを採用している。

 カタールはA350を76機発注している世界最大の顧客。現在はA350-900を27機、A350-1000を3機の計30機運航しており、A350-1000は発注分の半数以上にあたる42機を導入する。

 A350-1000は、システムの95%がA350-900と共通で、タイプレーティング(機種別操縦資格)も共通。主翼の後縁が改良され、メインランディングギア(主脚)は6輪のものに改められた。エンジンはロールス・ロイス製トレントXWB-97を搭載する。

 2019年元日からは、日本路線にも導入。ドーハ-羽田線に2019年1月1日から投入する。商業運航のA350-1000が羽田空港へ乗り入れるのは初めてで、現行のA350-900から大型化する。

 A350-1000は、国内の航空会社では日本航空(JAL/JL、9201)が導入予定。日本に乗り入れる航空会社では、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)が7月から香港-関西線に投入している。

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