エアライン — 2018年4月26日 22:08 JST

エア・ドゥ、客室乗務員を正社員化 10月から

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 エア・ドゥ(ADO/HD)は4月26日、客室乗務員の雇用形態を10月から正社員に変更すると発表した。

客室乗務員を正社員化するエア・ドゥ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エア・ドゥの客室乗務員は、現在約100人。1998年採用の第1期入社から現在まで、契約社員として雇用しているが、10月から正社員に切り替る。同社によると、働きがいが感じられる就業環境を整備するという。

 10月以降に入社する客室乗務員も、正社員制度を適用する見通し。また、空港の地上係員(グランドスタッフ)は、今年4月から正社員に変更している。

 国内の航空会社では、1990年代に客室乗務員の給与水準が世界的にみて高水準だったことから、各社で契約社員制度を導入。入社から一定期間を経て、勤務実績や本人の希望などに基づき、正社員に登用する雇用形態が一般的だった。

 こうした中、全日本空輸(ANA/NH)が、2014年度から客室乗務員を正社員化。安定的に長く働ける環境を用意することで、採用競争力を高める狙いがあった。日本航空(JAL/JL、9201)も、2016年度から正社員雇用に切り替えている。

 エア・ドゥは1996年11月14日に、「北海道国際航空」として札幌市内に設立。国の規制緩和に伴う「新規航空会社」として誕生した1社で、1998年12月20日に就航した。2012年10月1日には、現在の社名「AIR DO」に変更し、愛称と揃えた。

 就航20周年を迎える今年12月20日には、客室乗務員と運航乗務員、地上係員、整備士の制服をリニューアルする。

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