エアライン, 空港 — 2017年9月2日 16:32 JST

JAL、釜山就航50周年 植木社長「海外空港トップ3に入るサービス」

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 日本航空(JAL/JL、9201)は9月2日、韓国の釜山(プサン)に就航して50周年を迎えた。1日は釜山市内で記念式典が開かれ、両国の政府・航空関係者や初便に搭乗した乗客らが招かれた。

JALの植木社長(中央)と釜山就航50周年記念式典の会場で披露された(左から)4代目、5代目、6代目、7代目、9代目客室乗務員の制服を着用した釜山空港の地上係員=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

釜山就航50周年記念式典であいさつするJALの植木社長=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

 JALの釜山路線は現在、成田線が1日2往復で機材はボーイング737-800型機(2クラス144席:ビジネス12席、エコノミー132席)。1967年9月2日に、1路線目となる福岡ー釜山線がダグラスDC-6B型機で就航した。

 同年11月22日からは、韓国人客室乗務員による韓国路線乗務がスタート。1969年4月1日からは、日本国内航空(当時)の機材や乗員を借り受ける形で機材が日本航空機製造YS-11A型機となり、伊丹から福岡経由の路線になった。

 1971年4月2日からは、伊丹ー釜山線がボーイング727型機で就航。1979年7月2日に成田ー釜山線がダグラスDC-8-62型機で、1991年4月26日に名古屋ー釜山線がボーイング767型機で、それぞれ開設された。1994年6月1日に「J-Bird」の愛称を持つマクドネル・ダグラスMD-11型機が国際線に就航すると、初便は成田発釜山行きが選ばれ、「タンチョウ号」(登録番号JA8582)が投入された。

 JALの植木義晴社長は、「私たちが『デイリー・バリュー・スコア』と呼んでいるお客様アンケートで、釜山は日本の主要空港よりも優れた評価をいただいており、国際線が就航する41空港の中でも、常にトップ3に入る実力がある。韓国のお客様にも十分満足していただけるのではないか」と、釜山空港のサービス品質の高さを紹介した。

JALの釜山就航50周年記念式典に招待された初便の乗客李敏子さん(右)と植木社長=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

 「成田と毎日2便運航しているのは、日本の航空会社でJALが唯一。日本との間はLCCとの競争が一掃激しくなっている。サービス品質を向上し、フルサービスキャリアとして差別化を図る」(植木社長)と語った。

 初便の乗客として式典に招待された李敏子(イ・ミンジャ)さんは、民団(在日本大韓民国民団)の団長を務められていた父親に連れられ、墓参りのために乗ったという。「何もない原っぱに降りたち、何時間もかけてお墓参りに行ったことを覚えている」とあいさつした。李さんによると、父親は何でも一番が大好きで、福岡まで車で行って2人で初便に乗ったという。

 式典では、JAL釜山支店の歴史をまとめた動画が放映されたほか、歴代客室乗務員の制服が披露された。森英恵さんがデザインした就航当時の4代目(1967年3月から1970年6月)と5代目(1970年7月から1977年9月)、6代目(1977年10月から1987年12月)、一般公募の7代目(1988年1月から1996年9月)、先代の9代目(2004年4月から2013年5月)を釜山空港の地上係員が着用し、歴史を振り返った。

*植木社長に聞く韓国路線の戦略はこちら
*写真は14枚。

JALの釜山就航50周年記念式典の会場に並べられたモデルプレーンや写真などの品々=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

釜山就航当時の搭乗券と手荷物チェックの紙=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

釜山就航当時の写真=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

釜山市内で開かれたJALの釜山就航50周年記念式典の会場=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

JALの釜山就航50周年記念式典の会場で放映された釜山支店の歴史をまとめた動画=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

JALの釜山就航50周年記念式典の会場で放映された釜山支店の歴史をまとめた動画=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

釜山就航50周年記念式典であいさつする初便の乗客李敏子さん=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

JALの釜山就航50周年記念式典に招待された初便の乗客李敏子さん(右)と植木社長=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

JALの釜山就航50周年記念式典の会場で披露された(左から)4代目、5代目、6代目、7代目、9代目客室乗務員の制服を着用して登場し一礼する釜山空港の地上係員=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

JALの釜山就航50周年記念式典の会場で披露された就航当時の4代目客室乗務員の制服(左)を着用した釜山空港の地上係員=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

JALの釜山就航50周年記念式典の会場で披露された(左から)4代目、5代目、6代目、7代目、9代目客室乗務員の制服を着用した釜山空港の地上係員=17年9月1日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

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