空港 — 2016年11月24日 09:28 JST

羽田空港、5つ星3年連続で授賞式 スカイトラックス調査

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 英国の調査会社SKYTRAX(スカイトラックス)社から、3年連続で5つ星を獲得した羽田空港で11月22日、授賞式が開かれた。国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と、国際線ターミナル運営を手掛ける東京国際空港ターミナル(TIAT)の両社に対し、スカイトラックスのエドワード・プレイステッド会長から記念の盾が贈られた。

3年連続で5つ星を獲得した羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルの鷹城会長(左)とTIATの土井社長(右)と並ぶスカイトラックスのプレイステッド会長=16年11月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田は「グローバル・エアポート・ランキング」で5つ星を獲得。「国内線空港総合ランキング」と「最も清潔な空港部門」では、それぞれ1位となった。

 プレイステッド会長は「館内がユーザーフレンドリーで清潔。出発と到着の動線もわかりやすい」と評価した。

 日本空港ビルの鷹城勲会長は「オール羽田の代表として受け取った。300項目以上のチェックがあり、満点ではない。ハードとソフトの両面を進化させていきたい」と述べた。

 TIATの土井勝二社長は「飛行機に乗らないお客様も遊びに来ている。東京の表玄関と自覚して、良い施設、良いサービスを提供していきたい」と語った。

 今後の課題について鷹城会長は「国内線、国際線ターミナル内でパソコンなどを使って情報を取れないところがあるので、改善したい」と話した。

 また、今年1月27日に、三越銀座店内にオープンした空港型免税店「ジャパンデューティーフリー ギンザ」など、同社が力を入れる免税店事業については、「市中免税店の売上はまだそれほどではないが、ショッピングは観光におけるインフラだと考えている。(訪日した)お客さんに喜んでもらえる、日本ならではのものを揃えたい」(鷹城会長)と語った。

 国際線ターミナルは、制限エリア内のベンチに電源コンセントを整備するなど、利便性向上を進めてきた。一方で、チェックインカウンター横など、一般エリアにあるスマートフォンなどを充電できるテーブルには、高さが合わないイスが並べられており、利用者が座ると不自然な姿勢を強いられている。土井社長は、「改善を検討していきたい」と述べた。

 グローバル・エアポート・ランキング部門では羽田空港のほか、香港国際空港、韓国の仁川国際空港、シンガポールのチャンギ国際空港、ドイツのミュンヘン国際空港が5つ星を獲得している。

関連リンク
羽田空港 国内線
羽田空港 国際線
World Airport Award
Skytrax

スカイトラックス
羽田空港、3年連続5つ星 スカイトラックス、清潔な空港部門でも(16年9月20日)
羽田空港、5つ星2年連続で授賞式 スカイトラックス調査(15年10月13日)

免税店
羽田に家電免税店 日本空港ビルとビックカメラ、16年に合弁会社で(15年12月17日)
銀座三越に訪日客向け免税店 日本人出国者の利用も(開業初日・16年1月27日)
銀座に空港型免税店 訪日客向け、三越8階に(内覧会・16年1月26日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post