エアバス, エアライン, 機体 — 2016年10月20日 13:20 JST

米フロンティア航空、A320neo初号機受領 米国初のLEAP機

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 エアバスは現地時間10月19日、米LCCのフロンティア航空(FFT/F9)に同社向け初号機となるA320neoを引き渡した。同機にはCFMインターナショナル製新型エンジン「LEAP-1A」を搭載した。米国でLEAP機搭載のA320neoを受領するのは、フロンティア航空が初めて。

フロンティア航空のA320neo=16年10月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

 フロンティア航空はA320neoを62機、A319neoを18機発注済みで、すべてLEAP-1Aを搭載する予定。

 同社の運航機材はすべてエアバス機で、9月末現在、計67機を保有している。内訳はA319が29機、A320が25機、A321が13機。

 A320neoは、LCCなどに人気の小型機A320の派生型で、燃費を向上した新型エンジンを搭載。LEAP-1Aのほか、米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製GTFエンジン「PW1100G-JM」を選択できる。メーカー標準座席数が1クラス156席のA319neoと、180席のA320neo、236席のA321neoの3機種で構成する。

 A320neoは、米大陸では南米のラタム航空や、メキシコLCCのボラリス(VOI/Y4)などが導入している。10月7日には、米LCCのスピリット航空(NKS/NK)に米国向け初号機を引き渡した。

 フロンティア航空はコロラド州デンバーなどを拠点とするLCCで、米国内を中心に運航。米国外はメキシコとドミニカ共和国に乗り入れている。12月1日からはキューバへの乗り入れを開始。マイアミ-ハバナ線を開設する。

シカをデザインしたフロンティア航空向けA320neoのシャークレット=16年10月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

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