南海電鉄(南海電気鉄道、9044)は8月6日、なにわ筋線に乗り入れる次期空港特急を導入すると発表した。フェラーリなどを手掛けてきたイタリアのデザイン会社ピニンファリーナが車両デザインを担う。同社が日本の鉄道車両をデザインするのは初めて。

南海の空港特急「ラピート」(同社サイトから)

南海の空港特急「ラピート」(同社サイトから)
次期空港特急には、ピニンファリーナのエンブレムを掲出する予定。車両デザインやコンセプトなどの詳細は今後発表する。
南海の空港特急「ラピート」は、関西空港の開港に合わせて1994年9月4日に運行を開始した。今年6月末までに延べ約7600万人が利用しており、南海はラピートが30年以上にわたり築いてきた価値と精神を次期空港特急へ継承するとしている。
現行ラピートは、プロダクトデザイナー・建築家の故・若林広幸氏が車両をデザイン。「アクセスロビー」「レトロフューチャー」「ダンディ&エレガンス」をコンセプトとし、1995年に鉄道友の会の「ブルーリボン賞」を受賞した。
2014年9月から2015年8月までは、関空に就航間もないピーチ・アビエーション(APJ/MM)とコラボレーションした特別塗装編成「出逢えたらラッキー Peach×ラピート ハッピーライナー」を運行した。
ピニンファリーナは1930年創業。自動車ではフェラーリやマセラティ、ロールス・ロイス、ホンダなどを手掛けてきた。鉄道車両では、イタリアの高速鉄道「ETR500」や、ロンドンとパリを結ぶ「Eurostar e320」などのデザイン実績がある。
なにわ筋線は2031年春の開業に向け、工事が進められている。

ピーチの機体デザインを再現したハッピーライナーと客室乗務員=14年9月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ピーチの機体デザインを再現したハッピーライナー=14年9月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

3号車と4号車はピーチの機体と同じ3色を使用=14年9月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

なにわ筋線の整備イメージ(JR西日本の資料から)
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