エアライン, 企業 — 2026年4月22日 16:55 JST

ANAとIHG、訪日客へ特典プログラム マイレージ会員にホテル優待

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 全日本空輸(ANA/NH)とIHGホテルズ&リゾーツの両社は4月22日、包括的ロイヤルティ・パートナーシップを締結した。ANAのマイル会員サービス「ANAマイレージクラブ(AMC)」と、IHGのロイヤリティプログラム「IHGワンリワーズ」の両会員へ特典を提供する。訪日客向けの施策で、提供は10月以降を予定する。両社の協力関係は20年以上続いており、今回のパートナーシップにより進化させる。

包括的ロイヤルティ・パートナーシップを締結したANAの大前取締役執行役員(右)とIHGのバルズリー氏=26年4月22日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
特典3種
ANA海外市場「改善の余地あり」

特典3種

 AMC会員は約4700万人、IHGワンリワーズは全世界で1億6000万人を超える会員を抱える。今回の提携では「ステイタスマッチ」「ダブルディップ」「相互交換」の3つの特典を新たに提供する。

 「ステイタスマッチ」は、AMC会員にIHGホテル利用時の優待を提供し、AMCの「ダイヤモンド+More」「ダイヤモンド」「プラチナ」「ブロンズ」の各ステイタス保有者に対し、それぞれに対応するIHGの「ダイヤモンドエリート」「プラチナエリート」「ゴールドエリート」「シルバーエリート」を付与する。AMCのステイタス会員は、IHGホテルの「客室アップグレード」や「レイトチェックアウト」などの優待を受けられるようになる。

 「ダブルディップ」は両会員を対象とし、ANAの国際線利用時にANAマイルとIHGワンリワーズポイントを付与する。対象は海外発旅程で、ANAマイルの積算とIHGワンリワーズポイントを同時に獲得できるようになる。対象はANAが運航する「NH」便のみ。日本発は対象外となる。

 「相互交換」も両会員を対象とし、ANAマイルとIHGワンリワーズポイントを相互で交換できるようにする。

ANA海外市場「改善の余地あり」

 IHGが運営するANAインターコンチネンタルホテル東京(東京・赤坂)で、ANAの大前圭司・取締役執行役員と、IHGでチーフ・コマーシャル・マーケティング・オフィサーを務めるヘザー・バルズリー氏が登壇し、調印した。

包括的ロイヤルティ・パートナーシップへ署名するANAの大前取締役執行役員(右)とIHGのバルズリー氏=26年4月22日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

包括的ロイヤルティ・パートナーシップの概要を説明するANAの大前取締役執行役員(右)=26年4月22日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ANAは中期経営戦略で、訪日客の獲得や国際線の強化など、国際線旅客事業を成長の柱にすえている。同社の大前取締役執行役員は今回の連携強化について、海外市場でのプレゼンスを確立する不可欠な要素との認識を示した。また、今後の日本市場は縮小していくとした上で、「ANAの海外市場はまだまだ改善の余地がある。スキームを活用し、プロモーションを強化していく」とした。

 IHGは日本国内でホテル10ブランド59カ所を運営し、今後は24カ所の開業を予定する。IHGのバルズリー氏は、ホリデイ・インやクラウンプラザ、インターコンチネンタルなどIHGの複数ブランドをANAと共同展開していると説明した。

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