関西空港を運営する関西エアポート(KAP)は12月17日、旅客施設使用料(PSFC)を2026年4月1日発券分から値上げすると発表した。引き上げ対象はリノベーション工事を進めている第2ターミナル(T2)の国内線で、改装のほかエネルギー価格や人件費の高騰により引き上げる。

PSFCを引き上げる関空T2国内線=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
現在のT2国内線のPSFC(税込)は出発が420円、到着が370円。改定後はそれぞれ510円に引き上げる。T2では子供料金を設定せず、大人と同額を徴収する。3歳未満の幼児は無料だが、航空券を使用する場合は徴収対象となる。
いずれも4月1日以降に発券された航空券が対象。3月31日以前の発券分は、現行料金を適用する。航空券に含める「オンチケット方式」で徴収する。
KAPはLCC専用のT2国内線を対象に改修を進めている。搭乗手続きをセルフ化するなど需要拡大に備えるもので、2026年春ごろの供用開始を予定する(関連記事)。
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