アラスカ航空(ASA/AS)は現地時間8月5日、ボーイング787-9型機に新デザインを導入すると発表した。グループ傘下のハワイアン航空(HAL/HA)が保有する機材に施し、2026年1月の就航を計画しており、春までにはすべての787に導入する見通し。また拠点のシアトルに787-9のパイロット基地を設けるほか、大西洋路線を新たに就航するなど、シアトルからの長距離路線を拡充させる。

787-9に施すアラスカ航空の新デザイン(イメージ、同社提供)
新デザインは北極圏で見られるオーロラ「オーロラ・ボレアリス(北極光)」をモチーフに仕上げる。現在は787-9を4機保有しており、新デザイン機を1月に就航する計画。残りの787にも春までに順次導入する。
また、拠点のシアトルに787-9のハブを設立。パイロット基地は既存の既存の737に加え、新たに787でも設ける。将来的には最大17機の787を保有する計画だ。
シアトルからの787-9は、9月12日に開設するソウル(仁川)線から投入を開始。5月12日に開設済みのシアトル-成田線にはエアバスA330-200型機を投入しており、2026年1月7日からは787-9へ機材変更する。このほか、5月に開設予定のローマ線も787-9で運航する。一方、シアトル-成田線に投入するA330はホノルルへ戻り、ハワイ-米本土間の国内線や、長距離国際線で運航する。
このほか、シアトルからの長距離路線も拡充。2026年春にロンドンとレイキャビクへの新路線を開設し、毎日運航する。通期運航のロンドンには787-9を、夏期のみの季節便として運航するレイキャビクには737-8(737-8 MAX)を投入する。

787-9に施すアラスカ航空の新デザイン(イメージ、同社提供の動画から)

787-9に施すアラスカ航空の新デザイン(イメージ、同社提供の動画から)

787-9に施すアラスカ航空の新デザイン(イメージ、同社提供の動画から)
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