ANAの胴体変形事故、早めの機首下げ影響 運輸安全委「着陸すべきでなかった」

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 4年前の2012年6月20日に、成田空港で全日本空輸(ANA/NH)の北京発成田行きNH956便が着陸する際、主翼前方付近の胴体部外板が変形した事故で、国土交通省の運輸安全委員会(JTSB)は7月28日、報告書を公表した。JTSBは機長が機体がバウンドしたことに気づかず、前脚を早めに接地させようと機首下げ操作したことが原因との見方を示し、横風により機体が不安定な状態で、着陸を継続すべきではなかったとした。

事故機の外観(JTSBの資料から)

事故機の写真2「外板及び構造部材の破断及び変形」(JTSBの資料から)

 当該機のボーイング767-300型機(登録番号JA610A、02年11月22日製造)には、乗客183人とパイロット2人、客室乗務員8人の計193人が搭乗。20日午後1時23分ごろに成田空港のA滑走路(RWY16R)上で事故が発生し、ハードランディングにより主翼前方付近の胴体部外板が変形した。また、客室乗務員4人が軽傷を負った。

 報告書では、事故発生時の滑走路付近は風向きが安定せず、風速も激しく乱れていたと推定。南西風時に発生する激しい突風を伴う横風により、機体


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