エアバス, エアライン, 機体 — 2016年6月30日 23:40 JST

ジェットスター・ジャパン、初のデカール機 『アングリーバード』デザイン

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は7月1日から、同社初となるデカール機の運航を開始する。映画『アングリーバード』のキャラクターをデザインした機体「ハッピージェット」で、10月末までの運航を予定している。運航開始前日となった6月30日、成田空港内で機体のお披露目会を実施。同映画で声優を務めたタレントの坂上忍さんを招き、同社と映画をピーアールした。

映画『アングリーバード』のデカール機「ハッピージェット」=16年6月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

デカール作業は1日で

 ハッピージェットはエアバスA320型機(登録番号JA01JJ)にデザイン。国内線のほか、国際線でも運航する。デカールは成田空港にある日本航空(JAL/JL、9201)の格納庫で貼付。作業は1日で終了した。

 機内では客室乗務員(CA)が法被(はっぴ)を着用。機内販売品を搭載したカートの側面に映画を宣伝するシールを貼付し、機内でもアピールする。

 ジェットスター・ジャパンは2012年7月3日、成田-札幌線と福岡線の2路線でスタート。2016年の同日で運航開始から4周年を迎える。当時は3機体制で運航していたが、現在は20機を保有し、国内16路線、国際8路線を運航している。7月1日から8月31日まではマニラ便3路線を一時運休する。

 2015年8月には累計搭乗者数が1000万人に到達。現在までに1450万人を突破している。

ビートルズに似せた登場

 イベントには同映画の主役で、怒ってばかりの飛べない鳥「レッド」で声優を務めた坂上さんが来場。自身も法被を着用し、ジェットスターと映画を宣伝した。

 坂上さんは法被姿で、タラップを降りて登場。奇しくも50年前の1966年6月に初来日した「ザ・ビートルズ」と似た状況に、以前から彼らにあこがれていたという坂上さんは「ビートルズと一緒でしょ? 幸せです」と話した。

 映画は、モバイルゲーム『アングリーバード』を映画化したもので、10月1日に公開される。

 ビートルズは1966年6月29日、ハンブルク発アンカレッジ経由のJAL便で羽田空港に到着。メンバー4人はJALの法被を着用し、タラップを降りた。翌日から日本武道館(東京・九段)でコンサートを開催。7月2日までの3日間で計5公演を行い、翌3日にマニラに向けて離日した。

映画『アングリーバード』のデカール機「ハッピージェット」=16年6月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ビートルズの来日をまねて法被を着て手を振る坂上さん=16年6月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ハッピージェットをアピールするジェットスター・ジャパンの片岡優会長(右から2番目)と坂上さん(中央)=16年6月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

映画タイトルにちなみ「今年怒った出来事」をフリップに書く坂上さん(左)とのぞき込むレッド=16年6月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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ジェットスター・ジャパン
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