エアライン, ボーイング, 機体 — 2016年6月23日 15:45 JST

LOTポーランド航空、10月ソウル就航 787-8で週3往復

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 LOTポーランド航空(LOT/LO)は現地時間10月17日から、ワルシャワ-ソウル(仁川)線の運航を週3往復で開始する。同社のアジア路線は3路線目となる。

ソウルへの乗り入れを開始するLOTポーランド航空=16年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航機材はボーイング787-8型機で計252席(ビジネス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー213席)。ワルシャワ発は月曜と水曜、土曜、ソウル発は火曜と木曜、日曜に設定する。

 ソウル行きのLO97便は午後2時40分にワルシャワを出発し、翌日午前8時15分に到着する。折り返しのワルシャワ行きLO98便は午前10時5分にソウルを出発し、午後3時50分にワルシャワに到着する。

 ソウル就航に際し、機内エンタテインメントシステム(IFE)は韓国語に対応させる。韓国映画も配信し、韓国語を話す客室乗務員も乗務する。

 LOTのアジア路線は北京と成田に続き3路線目となる。アジア路線はソウル便と同じく週3往復を運航。北京着は火曜と木曜、日曜に、北京発は月曜と水曜、金曜に運航している。1月13日に運航を開始した成田便は、成田着を水曜と金曜、日曜、成田発を月曜と木曜、土曜で設定している。

 長距離路線としては6路線目で、アジア3路線のほか北米に運航。ニューヨーク(JFK)とシカゴ、トロントに乗り入れている。

 LOTは2013年、ポーランド政府から8億400万ズウォティ(約218億2800万円)の公的支援を受けた。2015年12月31日までは人材や機材、コストを削減する事業再構築期間で、新路線などへの投資を制限されていた。2016年からは再構築期間に運休したものも含め、路線を拡大させる。

 2016年はバルセロナやアテネ、ベオグラード(セルビア)、ザグレブ(クロアチア)へも再就航したほか、ベネチアやクルジュ=ナポカ(ルーマニア)、リュブリャナ(スロベニア)に新規路線を開設。今後、長距離8路線を含む65都市に、2020年には長距離10から12路線を含む75都市への乗り入れを計画している。

運航スケジュール
10月17日から29日まで
LO97 ワルシャワ(14:40)→ソウル(翌日08:15)運航日:月水土
LO98 ソウル(10:05)→ワルシャワ(15:50)運航日:火木日

10月30日以降
LO97 ワルシャワ(14:40)→ソウル(翌日09:20)運航日:月水土
LO98 ソウル(10:50)→ワルシャワ(15:25)運航日:火木日

関連リンク
LOTポーランド航空

1月に成田就航
LOTポーランド航空のCA、日本人に通じる「おもてなしの心」 成田発初便に乗ってみた(16年1月18日)
LOTポーランド航空、成田増便「ロシア上空通過権が課題」(16年1月15日)
LOTポーランド航空、成田-ワルシャワ就航 東欧からの初直行便(16年1月14日)

2020年までの路線計画
LOTポーランド航空、長距離便を計画 20年までにアジア北米含む12路線(15年11月3日)