エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2016年3月30日 12:00 JST

40席の贅沢仕様737-700ER 特集・さよならANAビジネスジェット(前編)

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 3月27日、新路線就航や特別塗装機が話題となる中、日本に2機しかない小型機が退役した。ほぼ全席をビジネスクラスにしたボーイング737-700ER型機「ANA BusinessJet(ANAビジネスジェット)」だ。

 2007年3月の就航から9年で退役。最後まで運航していた成田-ムンバイ線(NH829/830便)の機材を、ボーイング787-8型機(169席:ビジネス46席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー102席)へ大型化したためで、成田発・ムンバイ発とも26日が最終便となった。

全38席がビジネスクラスのANAビジネスジェット2号機JA13AN=16年3月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—前編記事の概要—
2号機は全席ビジネス
浮き上がると大差ない

—後編記事の概要—
冬場は福岡経由でムンバイへ
不具合を起こさないでくれ。頼むぞ!
ビックリするほど大きな積乱雲
“元祖”窓付き化粧室
記事内の写真70枚

*後編はこちら

2号機は全席ビジネス

 ANAは2006年12月25日、737-700ERを導入すると発表。世界初の導入で、2007年3月25日に新設した中部-広州線に、初号機(登録番号JA10AN)を投入した。製造は2007年1月5日、デリバリー(引き渡し)は2月14日で、就航時の座席数は2クラス48席(ビジネス24席、エコノミー24席)だった。

ビジネスジェット塗装時代の737-700ERの2号機。成田-ヤンゴン線も就航時はこの機体だった=12年10月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同年9月1日に成田-ムンバイ線開設時に就航した2号機(登録番号JA13AN)は、世界でも珍しい全席ビジネスクラス(38席)。同年3月28日製造で、8月16日にデリバリーされた。

 2機とも機体全体に「ANA BusinessJet」と大きく描いた特別塗装だったが、2014年に


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