エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2016年2月24日 21:10 JST

KLMオランダ航空、関空に787-9投入 3月3日から

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 KLMオランダ航空(KLM/KL)は、ボーイング787-9型機を関西空港へ就航させる。3月3日から週3往復が787-9による運航となる。KLMが日本へ787-9を就航させるのは、関空が初めて。

関西空港へ就航するKLMの787-9=15年10月 PHOTO: Tim Stake/Boeing

 KLMは2015年11月23日から、アムステルダム-アブダビ線に787-9を投入。座席数は2クラス294席で、ビジネス30席、エコノミー264席となり、エコノミーのうち48席は前方席のエコノミーコンフォートゾーンになる。

 全席に電源を装備し、無線LANによる有料の機内インターネット接続サービスにも対応。客室インテリアはオランダのデザイナー、ヘラ・ヨンゲリウス氏によるもの。

 ビジネスクラスは全席通路アクセス可能な、全長196センチ、幅68センチのフルフラットシートで、個人モニターは16インチのものを採用した。

 エコノミークラスは、コンフォートゾーンのシートが幅45センチ、リクライニング116度、シートピッチ89センチ(35インチ)で、その他の216席は幅45センチ、リクライニング108度、シートピッチ79センチ(31インチ)となる。モニターは11インチとなる。

 関空着初便のKL867便は、アムステルダムのスキポール空港を2日午後2時30分に出発し、3日午前9時35分に到着。出発初便のKL868便は、3日午前11時15分に関空を出発し、同日午後3時15分の到着を予定している。

 週7往復(毎日運航)のうち、787-9は関空を月曜と木曜、土曜に出発する週3往復に投入。残る週4往復はボーイング777-200ER型機で運航する。

 787のうち長胴型となる787-9は、標準型の787-8と比べて胴体が約6メートル長く、座席数を30席以上増やせる。1月末時点の受注状況は、787-8が435機、787-9が546機、787-10が162機で、引き渡した機体は787-8が290機、787-9が80機となっている。

運航スケジュール
KL867 アムステルダム(14:30)→関西(翌日09:35)
KL868 関西(11:15)→アムステルダム(15:15)
*関空発便の787-9運航日:月木土

全席通路アクセス可能なKLMの787-9のビジネスクラス(同社提供)

KLMの787-9のビジネスクラス(同社提供)

ビジネスクラスの個人モニター(同社提供)

KLMの787-9のビジネスクラス(同社提供)

KLMの787-9のエコノミークラス(同社提供)

エコノミークラスの機内食(同社提供)

関連リンク
KLMオランダ航空

KLM、787-9初号機受領 エアキャップからリース(15年11月15日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post