解説・コラム — 2016年2月7日 14:20 JST

CA泣かせの定期審査とは? 連載・CREW WORLDのアテンションプリーズ!!(30)

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは!客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD」です。

 前回は「国内線CAの一日(後編)」と題し、お客様のお出迎え(ボーディング)からフライト後に実施する反省会(デブリーフィング)についてご紹介しました (関連記事)。

 お客様をお出迎えする笑顔の裏で、人知れず努力を積み重ねて乗務するCA。その中でも特に緊張するのが、定期的に実施されるフライト審査です。

定期フライト審査では機内サービスや安全に関する知識などが審査される(写真はイメージ)=15年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 定期フライト審査とは、日々のフライト品質向上を目的とし、各航空会社が定めた審査基準に沿い、CAの業務能力をチェックするもの。ある日系航空会社ではCA一人に対し、フライトインストラクターが担当につき個別に審査にあたります。皆さんの中には、機内でこれらの審査光景を目にしたことのある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

 航空会社によりフライト審査の実施日や回数は異なりますが、航空会社や勤務年数に関わらず、審査前日は眠れない人もいるほど。外資系航空会社の中には、対象者には伝えずに審査する会社もあります。

 フライト審査を実施するのは、機内だけではありません。「CAの一日(前編)」でも触れたように、仕事は飛行機に乗る前からスタートしています。フライト審査も普段と同様、オフィスへ出社した時点から始まります。

—記事の概要—
いつもより化粧が濃い人も?厳しい身だしなみチェック
普段の勉強量が試されるエマージェンシー知識確認
お客様の前で挑む、ぶっつけ本番のフライト審査

 今回は、ある航空会社を例にとり、定期審査についてご紹介します。

いつもより化粧が濃い人も?厳しい身だしなみチェック

 フライト審査当日、ロッカーで制服に着替えたCAが、もっとも念入りに準備するのが身だしなみです。美しい身だしなみは普段から求められますが、審査の日はいつも以上に気合いが入るもの。そのため、自然と化粧が濃くなる人もいます。

 身だしなみが審査基準に達していないと、乗務が許されない航空会社もあるほどです。審査範囲は


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。