エアライン, 官公庁 — 2015年11月4日 20:25 JST

春秋航空日本、国際線運航へ 16年2月に武漢・重慶

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 成田空港を拠点とする春秋航空日本(SJO/IJ)は11月4日、国土交通省航空局(JCAB)に国際線を運航するための事業計画変更認可を申請したと発表した。2016年2月から中国内陸部への国際線の運航を開始する見通し。

国際線の運航開始を国交省に申請した春秋航空日本=14年8月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 計画によると、成田から武漢と重慶に乗り入れる。2月13日から開始する武漢便は月曜と水曜、土曜の週3往復、翌14日から開始する重慶便は火曜と木曜、金曜、日曜の週4往復を運航する。運航機材はボーイング737-800型機で1クラス189席。

 春秋航空日本は2014年8月に運航を開始。当初、広島と佐賀は1日2往復ずつ、高松は1日1往復を運航していた。高松便は利用客が伸び悩み、2015年夏ダイヤで週4往復に減便。同年10月23日で運休した。冬ダイヤでは佐賀便を1日1往復、広島便を1日2往復運航している。

 同社は今年2月、国際線への進出を明らかにし、中国内陸部の蘭州や重慶を候補に挙げていた。現在は737-800を3機保有している。国際線2路線の開設後も3機体制を維持するという。

 親会社の春秋航空(CQH/9C)は武漢と重慶から関西に乗り入れている。重慶からは中国国内線は上海(虹橋、浦東)と洛陽、深セン、石家荘に運航している。武漢からの国内線はない。

 成田には重慶から中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)が1日1往復、武漢からは中国南方航空(CSN/CZ)が週2往復で乗り入れている。

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