エアライン, 解説・コラム, 需要, 需要実績 — 2015年8月11日 10:22 JST

スカイマーク、7月利用率76.5% 過去5年間で2番目

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC)の2015年7月利用実績は、ロードファクター(座席利用率、L/F)が76.5%と、前年同月を2.1ポイント上回った。2012年度以降の7月としては最高で、2011年からの過去5年間では2番目に高い値だった。(各路線ごとの詳細を追記しました)

7月の利用率が76.5%だったスカイマーク=15年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 路線撤退や減便などにより、提供座席数が27.3%減の66万9237席と大幅に減少したことで、L/Fを押し上げた。

 搭乗者数は、6月に続いて前年同月の値を20%以上割り込む24.8%減の50万1208人と、9カ月連続で下回った。一方、提供座席数と搭乗者数は、3期連続で最高益を更新していた2011年度(2012年3月期)とほぼ同等の規模まで縮小が進んだ。

 7月の運航路線は前月と同じ19路線。路線別でL/Fを見ると、羽田-神戸線と鹿児島線、神戸-札幌線と茨城線、米子線、鹿児島線、那覇線、茨城-札幌線、中部-札幌線と那覇線、福岡-札幌線と那覇線の12路線が前年割れとなった。このうち、10ポイント以上落としたのは、神戸-札幌線と米子線、鹿児島線、中部-札幌線、福岡-札幌線と那覇線の6路線。

 L/Fの最高値は、羽田-札幌線の93.0%(前年同月比2.1ポイント上昇)、最低値は神戸-米子線の21.9%(15.4ポイント低下)だった。

 また、拠点としては羽田に次ぐ規模の神戸路線は、搭乗者数が前年同月比で10%以上落ち込む路線が、8路線中4路線あった。

 一方、羽田発着は5路線で、L/Fは前述の札幌線がもっとも高く、那覇線が89.5%、残り3路線は60%から80%台だった。また、福岡線は前年同月を11.3ポイント上回る84.4%だった。

 現在の保有機材はボーイング737-800型機(177席)が27機。8月10日現在、2機が耐空検査の期限切れで駐機中だが、9月からは運航に復帰する見通し。

 羽田と神戸、茨城、中部、米子、福岡各空港を発着する路線ごとの実績詳細は下記の通り。

羽田

 羽田発着5路線のうち、最もL/Fが高かった路線は羽田-札幌線の93.0%(前年同月比2.1ポイント上昇)。搭乗者数は


これより先は会員の方のみご覧いただけます。

無料会員は、有料記事を月あたり3記事まで無料でご覧いただけます。
有料会員は、すべての有料記事をご覧いただけます。

会員の方はログインしてご覧ください。
ご登録のない方は、無料会員登録すると続きをお読みいただけます。

無料会員として登録後、有料会員登録も希望する方は、会員用ページよりログイン後、有料会員登録をお願い致します。

会員としてログイン
 ログイン状態を保存する  

* 会員には、無料個人会員および有料個人会員、有料法人会員の3種類ございます。
 これらの会員になるには、最初に無料会員としての登録が必要です。
 購読料はこちらをご覧ください。

* 有料会員と無料会員、非会員の違いは下記の通りです。
・有料会員:会員限定記事を含む全記事を閲覧可能
・無料会員:会員限定記事は月3本まで閲覧可能
・非会員:会員限定記事以外を閲覧可能

* 法人会員登録は、こちらからお問い合わせください。
* 法人の会員登録は有料のみです。

無料会員登録
* 利用規約 に同意する。
*必須項目新聞社や通信社のニュースサイトに掲載された航空業界に関する記事をピックアップした無料メールニュース。土日祝日を除き毎日配信しています。サンプルはこちら
登録内容が反映されるまでにお時間をいただくことがございます。あらかじめご了承ください。