エアライン, 機体 — 2015年4月21日 06:00 JST

カンタス航空、国際線運航から80周年

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 カンタス航空(QFA/QF)は現地時間4月17日、国際線の運航を開始してから80周年を迎えた。初の国際線は、1935年のこの日に運航したブリスベン発シンガポール行き。途中3カ所を経由し、3日半かけて到着した。

国際線の運航開始から80年を迎えたカンタス航空=14年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機体は英デ・ハビランド・エアクラフト社製DH86型機。5人が搭乗可能で、当日便の有償旅客は2人だった。運賃は117豪ポンド(当時)で、現在の貨幣価値に換算すると約3200豪ドル(約29万7000円)。ブリスベンを出発し、豪クロンカリーとダーウィン、インドネシアのランバングを経由してシンガポールに到着した。QFAは当時、国際線用機材として、DH86を5機保有していた。

 現在のブリスベン-シンガポール線は、エアバスA330-300型機(ビジネス28席、エコノミー269席、またはビジネス30席、エコノミー267席、計297席)で運航。運賃は1054豪ドルから設定している。直行便で運航し、所要時間は7時間25分から8時間20分。国際線用機材は、A380とボーイング747-400型機を12機ずつ、A330シリーズを10機、計34機を保有している。

 日本には1947年12月、山口・防府へのチャーター便で乗り入れ開始。1948年には羽田に就航し、1950年10月から定期便の運航を開始した。

 1935(昭和10)年は、東京・築地に中央卸売市場が開場。プロ野球・大阪タイガース(現・阪神タイガース)の設立もこの年だった。

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