エアライン, ボーイング, 機体 — 2014年12月30日 06:00 JST

カンタス航空、767が退役 A330へ機材更新

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 カンタス航空(QFA/QF)のボーイング767型機が現地時間12月27日、運航を終えた。メルボルン発シドニー行きQF452便がラストフライトとなった。

767を退役させたカンタス航空=12年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 QFAは1985年7月に767-200ERの初号機を受領し、合計41機の767を運航していた。ボーイングの引き渡し実績によると、自社購入機は767-200ERが7機、767-300ERが22機の29機。これまでの飛行時間は92万7000時間、約1億6800万人の乗客を運んだ。運航距離は18億キロメートルにのぼり、月と地球を2438回往復したことになる。

 250席クラスの767の退役により、QFAの運航機材は11機種から7機種に減少。機材統一で運航コストを削減する。今後は内装を更新した300席クラスのエアバスA330型機に置き換え、一部路線は737-800に小型化する。

 QFAは近年、767をメルボルン、シドニー、ブリスベン間や、東海岸と西海岸のパースを結ぶ路線に投入していた。

 2009年度からQFAは新造機を140機以上導入。80機以上を退役させて機材更新を進めており、平均機齢は7.7年に若返った。

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