エアバス, エアライン, 機体 — 2014年10月2日 07:00 JST

エアバス、A350 XWB最終組立開始 ベトナム航空向け、アジア初

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 エアバスは現地時間9月30日、ベトナム航空(HVN/VN)向け初号機となるA350 XWBの最終組立を仏トゥールーズで開始したと発表した。

最終組立を開始したA350 XWBベトナム航空向け初号機(エアバス提供)

 引き渡しは2015年半ばを予定している。HVNは同型機を導入する世界で2番目、アジアで最初の航空会社となる。ローンチカスタマーはカタール航空(QTR/QR)で、今年10-12月期(第4四半期)には量産初号機の引き渡しを予定している。

 A350 XWBファミリーは3機種で構成。座席数はメーカー標準の3クラス仕様でA350-800が276席、A350-900が315席、A350-1000が369席。エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載する。

 現地時間8月14日には、路線実証飛行試験が終了。20日間で世界中の14カ所の主要な国際空港へ計約180時間、およそ15万1300キロの距離を飛行し、商業飛行時の運用性を実証した。現地時間9月30日には、EASA(欧州航空安全局)からA350-900について型式証明を取得している。

 8月末時点で、世界39社から750機の受注を獲得。日本では、日本航空(JAL/JL、9201)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入する。HVNはA350-900を10機発注済み。

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Airbus
エアバス・ジャパン
ベトナム航空

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