空港 — 2014年3月11日 16:21 JST

仙台空港で黙祷、東日本大震災から3年

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 東日本大震災の発生から3年となる3月11日、仙台空港では震災発生時刻の午後2時46分に乗客や職員らが1分間の黙祷を捧げた。

地震発生時刻に黙祷する人々=3月11日14時46分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ターミナル2階中央催事場では、東日本大震災の写真展や物産展が開かれ、乗客らが足を止めていた。また、3.02メートルに達した津波の到達高さが示された1階ロビーの柱の前で写真に収まる人もみられた。

 仙台空港では、今月卒業する小学生や中学生を全日本空輸(ANA)が招待し、同じく今月末で全機が退役するボーイング747-400型機を使った「ボーイング747-400卒業フライト」を15日に実施する。

 空港近くで妻と共に飛行機を眺めていた、仙台出身で福島県在住の男性(74)は、幼少期に住んでいた街を訪れた帰りに車で空港を訪れたという。「こんな鉄の塊が飛ぶのが信じられなくて、空港にはつい見に来てしまう。ジャンボ機が来るなら、土曜日もぜひ見に来たい」と話していた。

黙祷を捧げる空港係員ら=3月11日14時46分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

黙祷を捧げる空港係員ら=3月11日14時46分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

東日本大震災の写真に見入る人たち=3月11日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ターミナル1階では津波到達時の高さを示す表示の下で写真を撮る人も=3月11日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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