エアライン — 2013年3月11日 05:01 JST

LATAM、ワンワールドに統一 TAMはスターアライアンス脱退

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  チリのLAN航空(LAN)とブラジルのTAM航空(TAM)の経営統合により南米最大の航空会社となったLATAMエアライン・グループは現地時間3月7日、傘下の旅客便運航会社が加盟する航空連合をLANが加盟するワンワールド・アライアンスに統一することを決定し、香港で開催されたワンワールド理事会で発表した。

ワンワールドに統一するLATAMエアライン・グループ(同社ウェブサイトから)

 TAMは現在加盟しているスターアライアンスからワンワールドへ2014年第2四半期中に移行する。新設されたLAN航空の系列航空会社、LANコロンビア航空(ARE)も、13年第4四半期にはワンワールドに加盟予定。

 TAMはブラジルを代表する航空会社で、中南米や北米、欧州地域の16カ国60都市に就航。ワンワールドのネットワークに35都市が就航都市として新たに加わる。保有機材は161機で、毎日800便を運航。11年の旅客輸送実績は3770万人となっている。

 AREは3カ国23都市に就航。ワンワールドのネットワークにコロンビアの18都市が新たに就航都市として加わる。保有機材は20機で、毎日113便を運航し、12年の旅客輸送実績は350万人。

 今回のTAMとAREのワンワールドへの加盟に加え、アメリカン航空(AAL)とUSエアウェイズグループとの合併計画の承認、14年予定のカタール航空(QTR)とスリランカ航空(ALK)の正式加盟が実現すると、ワンワールドのネットワークは約160カ国950都市に拡大する。アライアンス全体では約3300機の航空機で毎日約1万3000便を運航することになり、年間約4億8000万人が利用する規模となる。

関連リンク
Latam Airlines Group
ワンワールド