エアライン, 機体, 解説・コラム — 2013年3月8日 11:58 JST

17年間ありがとう! JALがMD-90に特別塗装 最終便予約は満席

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 3月30日で17年間の運航に幕を閉じる日本航空(JAL、9201)の旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)MD-90型機に7日、同社の整備士が感謝の気持ちを込めて特別塗装を行った。

MD-90に赤いスプレーでメッセージを塗装するJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

機体にペイントされた「17年分の感謝をこめて MD-90 ありがとう」のメッセージ=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

 「17年分の感謝をこめて MD-90 ありがとう」とのメッセージが、機種前方左側に縦0.46m、横1.35mの大きさで整備士2人によりペイントされた。羽田の格納庫で午前9時にスタートした作業は、2時間半ほどで終了した。

 今回の塗装から1カ月弱でMD-90は日本の空から姿を消す。通常であれば機体に貼る特別なシール「デカール」を用いるが、JALによると退役後は売却前整備時に真っ白に塗りつぶすだけのため、コストのかからないペイントになったという。

 ラストフライトは30日午後7時40分に広島を出発する羽田行きJL1614便(午後8時55分着)。同便の予約は退役を惜しむファンで満席となった。

MD-90に塗装の準備をするJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

MD-90に塗装の準備をするJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

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MD-90に塗装の準備をするJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

MD-90に塗装の準備をするJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

塗装の仕上げを行うJALの整備士=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

機種前方左側にメッセージが塗装されたMD-90=3月7日 PHOTO: JAL staff for Aviation Wire

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