エアライン, 機体, 空港 — 2018年6月14日 15:17 JST

マンダリン航空、成田-台中就航 1日1往復

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 チャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)の子会社である台湾のマンダリン航空(華信航空、MDA/AE)は6月14日、台中-成田線を開設した。1日1往復する。同路線の開設は、マンダリン航空が初めて。

成田に到着するマンダリン航空の台中発AE266便初便=18年6月14日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 機材はエンブラエル190(E190)型機で、座席数は1クラス103席。運航スケジュールは、成田行きAE266便が台中を午前7時30分に出発し、正午に到着する。折り返しの台中行きAE267便は午後1時に成田を出発し、午後3時50分に到着する。

 6月14日から7月13日までは定期チャーター便として運航し、7月14日以降の定期便への切り替えを目指す。定期便移行後も同じスケジュールで運航する。

 成田への到着初便となった6月14日のAE266便(E190、登録番号B-16829)は、109人(うち幼児7人)が利用し、午前11時53分に到着。台中行き初便となったAE267便は32人(うち幼児0人)が利用し、午後0時51分に出発した。どちらもパイロット3人、客室乗務員3人が乗務した。

台中からの成田就航を「有意義」と述べるチャイナエアライングループの何会長=18年6月14日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 チャイナエアライングループとしては現在、成田へは現在、台北(桃園)と高雄から乗り入れている。台中行きAE267便の出発後、成田空港第2ターミナル3階「スカイリウム」で開催した就航式典で、同グループの何煖軒(ホー・ヌアンシュエン)会長は「台中から初めて乗り入れた。有意義だ」と述べた。

 マンダリン航空は現在E190と、仏ATR製ターボプロップ機のATR72-600型機を保有している。何会長は、チャイナエアラインの機材を、マンダリン航空に移す意向を示した。チャイナエアラインによると、ボーイング737型機などを検討しているいう。

 式典には日本のメディアのほか、台湾メディアも取材。台湾からは40人近くが取材に訪れた。

 台中は台湾中部に位置し、人口278万人で台湾第2位。近年日本からの観光客が増加しており、11月からは「台中フローラ世界博覧会」が半年間開催されるという。

成田に到着したマンダリン航空の台中発AE266便初便=18年6月14日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

日台から多くのメディアが訪れたマンダリン航空の台中-成田就航記念式典=18年6月14日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
AE266 台中(07:30)→成田(12:00)
AE267 成田(13:00)→台中(15:50)

関連リンク
華信航空

マンダリン航空、成田-台中6月就航 那覇線も増便(18年4月6日)
マンダリン航空、那覇-高雄線開設 2月から週2往復(15年1月8日)
マンダリン航空、関西-台中線を27日開設 定期チャーターで(13年11月12日)