ピーチ、CA既卒採用　11月以降入社

　ピーチ・アビエーション（APJ/MM）は5月1日、既卒者を対象とした客室乗務員の募集を始めた。締切は5月22日までで、今年11月以降の入社を予定している。

既卒者を対象とした客室乗務員の募集を始めたピーチ＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　採用人数は、70人程度となる見通し。勤務地は関西空港や那覇空港、会社が指定する事業所となる。ピーチでは「客室乗務員オーディション」と名付け、国籍や年齢、性別、経歴に関わらず、オーディションを受ける感覚で応募してもらう。

　対象は専門学校や短大、4年制大学を今年3月までに卒業した人と、高校卒業後に3年以上働いた経験がある人。雇用形態は1年間の契約社員で、当初は訓練生でスタートし、2回までの契約更新後は社内資格を取得して選考を通過すると、無期雇用（正社員）のポジションへ異動できる制度がある。

　今回は2018年度に入社する客室乗務員採用の第2弾で、初回の合格者は24人が5月1日付で入社した。

　ピーチは2012年3月1日に、国内初のLCC（低コスト航空会社）として関空を拠点に就航。現在は20機のエアバスA320型機（1クラス180席）で、国際線と国内線15路線ずつ計30路線を運航している。

　2017年4月13日には、これまでも出資していたANAホールディングス（ANAHD、9202）が連結子会社化した。ANAHDは、100％子会社であるLCCのバニラエア（VNL/JW）を、2019年度末をめどにピーチへ吸収。グループ内のLCCを1本化する。

関連リンク
ピーチ・アビエーション採用サイト

ピーチの動向
・ピーチ、レカロのリクライニング済み新シート　19年導入（18年4月12日）
・ANA、ピーチへバニラ統合　本社一部を東京へ、中距離LCC進出（18年3月22日）
・ピーチ、初のパイロット自社養成　今夏募集、19年度入社（18年3月1日）
・ピーチ、初の制服リニューアル　就航6周年、機能性向上（18年3月1日）

新路線
・ピーチ、那覇－高雄就航　関空に次ぎ2路線目（18年4月26日）
・ピーチ、新潟－関西就航　悪天候で遅延も拍手湧く（18年3月1日）
・ピーチ、釧路－関西8月就航　「ひがし北海道」PR（17年12月13日）

特集・井上CEO就航5周年インタビュー
前編 「プロ集団じゃないとLCCは成立しない」（17年3月6日）
後編 「ピーチ変わるな、もっと行け！」（17年3月8日）

特集・ピーチ社員から見た就航5周年（全5回）
（1）「格納庫って何ですか？」から始まった　ブランドマネジメント・中西理恵の場合（17年3月14日）
（2）「お金と時間かかるFAXって何？」　システムストラテジスト、坂本崇の場合（17年3月17日）
（3）「一等航空整備士はスタートライン」　新卒1期の整備士、和田尚子の場合（17年4月10日）
（4）「A320で編隊飛行できるのはピーチだけ」　元アクロバット操縦士、横山真隆の場合（17年5月9日）
（5）「飛行機1機飛ばすって大変なんや」　客室乗務員、坂口優子の場合（17年6月8日）