エアバス, エアライン, 機体, 空港, 解説・コラム — 2017年12月15日 10:30 JST

エールフランス、18年夏は18%供給増 ジャナイヤック会長「日本は戦略的市場」

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 エールフランス航空(AFR/AF)とKLMオランダ航空(KLM/KL)を傘下に持つエールフランス-KLMグループのジャン-マルク・ジャナイヤック会長兼CEO(最高経営責任者)は12月14日、日本について「戦略的市場。2020年に東京、2024年にパリでオリンピックが開かれるので、プレゼンスを高めたい」と、都内で語った。

エールフランス-KLMのジャナイヤック会長兼CEO(中央)と並ぶエールフランス(左)とKLMの客室乗務員=17年12月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

エールフランス-KLMのジャナイヤック会長兼CEO=17年12月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 AF-KLMによると、2016年は欧州の景気低迷やパリで起きたテロなどの影響により、日本から欧州への旅客数がグループ全体で前年比30%減少。日本からパリへは、50%減少したという。

 ジャナイヤック氏は、「過去2年間、欧州やフランス行きの旅客数減少を目の当たりにしてきた。ようやく日本のみなさんが、フランスやパリへ戻ってきている」と期待感を示した。

 11月27日に日本就航65周年を迎えたエールフランスは、10月29日から2018年3月24日までの冬ダイヤでは、パリと日本を週22往復(羽田11往復、成田7往復、関空4往復)で結んでいる。

 3月25日からの夏ダイヤでは、週26往復(羽田12往復、成田7往復、関空7往復)と4往復増便。現在KLMと合わせて日欧間を週35往復運航しているが、夏ダイヤは週40往復まで増便し、提供座席数をグループで18%増加させる。AF-KLMは2018年について、座席数の増加分に見合った旅客数回復を目指す。一方、2016年1月4日に撤退したKLMのアムステルダム-福岡線については、再開の見通しは立っていない。

エールフランス-KLMのアレクサンドル上席副社長=17年12月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 AF-KLMは、加盟する航空連合「スカイチーム」のメンバーであるデルタ航空(DAL/DL)などとの提携を強化しているが、日本には加盟社がいない状況が続いている。

 AF-KLMで旅客営業マーケティング&アライアンス部門の最高責任者を務めるパトリック・アレクサンドル上席副社長は、「日本航空(JAL/JL、9201)とは小規模な協力が続いているが、さらに発展させる計画はない」と述べ、当面は現在の協力関係を維持していく姿勢を示した。

 また、アレクサンドル氏が2020年までの就航に意欲を見せているエアバスA380型機の羽田就航については、「状況はまだ同じ。オリンピックへ向けた成長を考えると、A380が羽田へ就航できるチャンスが訪れることを願っている」と語った。

 一方、エールフランスが拠点とするパリのシャルル・ド・ゴール空港(CDG)については、ジャナイヤック氏が2024年のパリオリンピック開催に向け、新ターミナル建設の必要性に触れた(関連記事)。パリでのオリンピック開催は、1900年と1924年以来100年ぶり、3度目となる。

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