ボーイング, 機体 — 2017年12月13日 17:00 JST

米空軍KC-46A、納入機材で初飛行 18年引き渡しへ

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 ボーイングはこのほど、米空軍KC-46A空中給油・輸送機のうち、2018年に引き渡す機体が初飛行に成功したと発表した。

納入機材で初飛行に成功したKC-46A=PHOTO: 17年12月 Marian Lockhart/Boeing

 現地時間12月5日午前10時32分、米シアトルのエバレット工場に隣接するペインフィールド空港を離陸し、3時間半飛行した。最高高度は3万9000フィート(1万1887.2メートル)に達し、エンジンや操縦系統、環境システムなどを点検した。

 KC-46Aは旅客機の767-200型機を母機とした空中給油・輸送機で、試験機は空中給油装置を装備していない「767-2C」と、装備する機体を製造している。2014年12月28日に767-2Cの初号機(EMD-1)が初飛行に成功した。

 KC-46Aの給油方式は、米空軍機が採用するフライングブーム方式のほか、米海軍・海兵隊機のプローブ・アンド・ドローグ方式の2形式に対応。ブームはフライ・バイ・ワイヤ方式の最新型で、給油オペレーター席には24インチの高解像度3Dディスプレイが備えられる。また、前部胴体上部には自らブーム方式で給油を受けられる給油口を備える。

 コックピットは787と同様15インチ・ディスプレイを装備し、乗員は4人から15人としている。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製PW4062を搭載する。最大離陸重量は41万5000ポンド、搭載燃料は21万2299ポンド。空中給油のほか、輸送機として人員や物資、負傷者を運べる。

 現在7機あるKC-46Aのうち、米空軍に引き渡すのは7機目の機体となる。これまでの6機は試験に投入し、2200飛行時間の試験を実施。戦闘機F-16、戦闘攻撃機F/A-18、垂直離着陸攻撃機AV-8B、攻撃機A-10、大型輸送機C-17、空中給油・輸送機KC-10、KC-46と、1600回以上の空中給油試験を行った。

 ボーイングはワシントン州シアトルのエバレット工場で、2027年までに米空軍向け179機の製造を予定。現在は34機を受注している。

 KC-46Aは、航空自衛隊も3機導入する計画。防衛省は2015年10月23日、新たな空中給油・輸送機としてKC-46Aを選定した。2020年度以降、鳥取県の美保基地に配備を予定している。

関連リンク
KC-46ペガサス(ボーイング・ジャパン)
Boeing
ボーイング・ジャパン
防衛省
航空自衛隊 美保基地
KC-767(航空自衛隊)

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