エアバス, エアライン, 官公庁, 機体, 空港 — 2017年9月20日 16:40 JST

ジェットスター・ジャパン、成田-宮崎12月就航 片岡社長「人的交流に期待」

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は9月20日、成田-宮崎線を12月21日に開設すると発表した。1日1往復を運航する。同路線の定期便就航は初めて。同日、宮崎県庁で会見に臨んだ同社の片岡優社長は、「人的交流に期待する」と語った。

就航会見に臨む(左から)宮崎県の河野俊嗣知事とジェットスター・ジャパンの片岡社長、宮崎市の戸敷正市長=17年9月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 運航機材はエアバスA320型機(180席)。宮崎行きGK633便は成田を午前11時30分に出発し、午後1時40分に到着する。成田行きGK634便は宮崎を午後2時20分に出発し、午後4時に到着する。木曜の成田行きのみ5分早発着する。

 国土交通省が発表した2016年度の航空輸送統計によると、羽田-宮崎線の利用者数は142万411人で、12番目の旅客数となっている。羽田発着のみに絞り込むと、同路線は上位10位に食い込んでいる。

 このことから片岡社長は、首都圏-宮崎間の需要が見込めると判断したと説明。日本神話にゆかりのある県北部の高千穂町や、奇岩「鬼の洗濯板」で知られる宮崎市の青島などの観光資源を活用し、「潜在的な需要を掘り起こす」と述べた。また、首都圏と宮崎県の人的交流も期待するとした。

 県の宮崎空港振興協議会が実施したアンケートによると、県民のおよそ67%が成田-宮崎線の就航を希望しているという。この結果も「自信を深めた」(片岡社長)とし、開設の後押しとなったと説明した。

 同社は現在、福岡と鹿児島、大分、熊本の九州4都市に乗り入れている。宮崎は九州5都市目で、国内線としては12都市目の就航地となる。このほか、成田-長崎線の開設も検討している。

 宮崎へのLCC初就航はピーチ・アビエーション(APJ/MM)で、2015年8月28日に関西からの乗り入れを開始。1日1往復を運航している。

 成田からのLCCでは、春秋航空日本(SJO/IJ)が佐賀に運航している。ジェットスター・ジャパンの宮崎就航により、九州すべての県に成田からLCCが乗り入れることになる。

運航スケジュール
GK633 成田(11:30)→宮崎(13:40)運航日:毎日
GK634 宮崎(14:20)→成田(16:00)運航日:毎日
*GK634便は木曜のみ5分早発着

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