エアライン — 2015年8月19日 16:10 JST

ジェットスター、関西-大分1年で運休 中部-熊本も

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は8月19日、関西-大分線と中部(セントレア)-熊本線を運休すると発表した。10月25日に始まる冬ダイヤから運休する。利用者数の伸び悩みにより、両路線とも運航開始から1年での運休となった。

熊本を離陸し中部に向かうGK680便初便=14年10月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 運休理由について同社では、見込んでいたほど利用者数が伸びなかったと説明。「路線全体の見直しを図っている」という。

 関西-大分線は2014年10月9日に1日1往復で開設。同路線は2003年12月の全日本空輸(ANA/NH)以来11年ぶりの復活で、利用者増を期待していた。

 中部-熊本線は2014年10月26日に1日2往復で開設。今年3月からの夏ダイヤでは1日1往復に減便していた。就航時に熊本空港で開いた式典で、鈴木みゆき前社長は「帰省や旅行など、年に数回しか利用しなかった人に頻度を上げて活用してもらいたい」と話していたものの、中部線の利用増にはつながらなかったようだ。

 ジェットスターは大分には成田から、熊本には成田と関空から乗り入れている。これらの路線は好調だとして、路線を維持していくという。

 このほか、関西-熊本線を1日最大2往復から1往復に、成田-関西線を1日最大5往復から4往復に減便。一方、中部-福岡線は1日最大2往復から最大3往復に増便する。

 また、国際線の新規路線も冬ダイヤ期間中に計画。路線数や就航地、スケジュールなどは未定としている。

 同社が運休するのは、2012年7月3日の就航以来初めて。

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ジェットスター・ジャパン

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