エアライン, 解説・コラム — 2015年7月24日 07:00 JST

ソラシド、東京新オフィスは羽田一望

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 九州・沖縄に路線を展開するスカイネットアジア航空(ソラシド エア、SNJ/6J)は、7月に入り東京オフィスを羽田空港・新整備場地区のユーティリティセンタービルに移転した。目の前には羽田空港国内線ターミナルやC滑走路が広がる好立地だ。

ソラシドのロゴとブランドカラーの緑色を多用した東京オフィスの入口。待合用のイスも緑色だ=7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 これまでは旧整備場地区にあるビルの2フロアを使い、うち1フロアは倉庫として利用していた。再開発が進む旧整備場は、建物の取り壊しが至るところで進んでいる。新整備場地区に移転先が見つかったことから、7月13日に新オフィスへ移転を終えた。ビルの9階と10階に入居し、オフィスを10階、休憩室などを9階に配した。

 エレベーターを降りて新オフィスの入り口に着くと、ソラシドのロゴとブランドカラーの緑色を多用した空間が目に入る。

 10階のオフィスフロアには、運航乗務員や客室乗務員、整備や地上支援、運航管理、総務などの部門が入居。これまでは部門ごとに仕切りで区切られていたが、仕切りを設けず部門間のコミュニケーションを取りやすくした。イスは緑色のものが大半を占める。また、会議室もガラス張りにし、オフィス全体を明るく仕上げている。

 どの部門も窓に面し、羽田空港を一望できる。特にソラシドの全便の運航を管理するオペレーション・コントロール・センターは、空港の状況を目前で把握できるようになったことで、より的確な判断を下しやすくなったという。

 9階の休憩室も羽田空港に面しており、吉村浩一常務取締役は「一番眺めが良い場所が休憩室ですよ」と胸を張る。

 オフィス移転に合わせて、課題である首都圏での認知度向上も進めたい考えだ。12月1日からは、2011年7月から導入しているブランド名の「ソラシド エア」と合わせて、社名を「株式会社ソラシドエア」に変更し、利用者にわかりやすくする。

 8月1日には羽田-長崎線が就航10周年を迎え、10月には初の国際線チャーター便となる宮崎-高雄便を10月17日と20日に1往復ずつ運航する。

 宮崎の本社と東京の新オフィスから、九州・沖縄だけではなく、近距離アジアへの路線展開も目指すソラシドの認知度向上を進めていく。

*写真は12枚。

運航乗務員のブリーフィングスペース=7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

運航部門のエリア。窓側にはフリースペースが設けられている=7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

客室乗務員のブリーフィングスペース。ノートパソコンで情報を確認出来る=7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

客室や運送部門側から見た東京オフィスの室内=7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire


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