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3月1日から3回に渡り掲載した、ピーチ・アビエーション（APJ/MM）の井上慎一CEO（最高経営責任者）へのインタビュー。2012年3月1日の就航から3年を迎えた想いや路線・機材計画、求める人材像など多岐にわたり聞いた。
羽田深夜便の可能性を模索するピーチ＝13年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
4年目の今年、ピーチは首都圏進出を本格化させる。成田空港については既存の関西線に続き、福岡線と札幌線を開設。国内LCC（低コスト航空会社）が集結する成田で、どういった戦いを繰り広げていくのかは興味深い。
一方で、将来的に目玉となる羽田空港への就航については、「深夜早朝枠で他社がやるなら、うちもやるということ。指をくわえて見ていて、遅れるわけにはいかない」と述べるにとどめた。
しかし、エアアジアX（XAX/D7）や香港エクスプレス航空（HKE/UO）など、アジアのLCCはすでに深夜早朝枠で羽田に乗り入れており、国内LCCが就航できないというのもおかしな話だ。
成田との住み分けは現時点で必要だが、枠が余っている深夜早朝枠をいつまでも活用しないというのも、日刊ゲンダイなら識者コメントに続く結びの一言で「一体どうなっているのか」と突っ込みを入れるような状態といえる。
今回は番外編として、井上CEOが羽田からの深夜便についてどんな想いを抱いているのかを取り上げ、就航3周年インタビューの結びとしたい。果たして、羽田の深夜便はビジネスとして成立するのだろうか。
──ピーチのお客さんは「運賃でワクワクしない」とおっしゃられた。だからこそ、路線の張り方や、ディズニーランドへ日帰りで行けるダイヤといったところでワクワクさせている。
エアアジアXは羽田深夜便を運航している＝13年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
井上CEO：そう。おばちゃんたちに鍛えられている。
羽田の深夜便がもし認可されたとして、
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