エアバス, 機体 — 2014年11月7日 17:34 JST

香港の中国飛機租賃、A320ファミリー100機発注へ

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 エアバスは現地時間11月6日、香港を拠点とするリース会社中国飛機租賃有限公司(CALC: China Aircraft Leasing Company)とA320ファミリーを100機発注する覚書(MoU)を締結したと発表した。

CALCのA320のイメージイラスト(エアバス提供)

 内訳はA320neoが74機、A320従来型(A320ceo)が16機、A321ceoが10機。今回の締結分も含め、140機のA320ファミリーを発注することとなる。

 A320neoファミリーは、新型エンジンと大型のウイングチップ「シャークレット」を取り付けたことで、燃費を最大15%、CO2(二酸化炭素)排出量を1機当たり年間3600トン削減できる。このほか薄型の座席や、機体後部のラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)の新配置「スペース・フレックス」などを導入。機内をより効率化、最適化させ、A320従来型(A320ceo)と比較し、2020年までに1座席あたり20%の燃費を向上させる。

 2010年にローンチし、これまでに60社以上から3272機の受注を獲得しており、約60%の市場シェアを持つ。9月25日には約2時間半の初飛行に成功した。顧客への初号機引き渡しは、2015年10-12月期(第4四半期)を予定している。

関連リンク
Airbus
エアバス・ジャパン
China Aircraft Leasing Company

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