エアライン, ボーイング, 機体 — 2026年11月6日 07:05 JST

エバレット製737MAX初号機がロールアウト 4番目「ノースライン」稼働、737-10姿現す

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 ボーイングが米ワシントン州エバレット工場で製造した初の737 MAXがロールアウトした。機種は737 MAXファミリー最大の737-10(737 MAX 10)で、現地時間10月26日に姿を現した。7月に稼働を始めた新生産ライン「North Line(ノースライン)」の初号機で、エバレット工場で単通路機を製造するのは初めて。

エバレット工場のノースラインでロールアウトした初の737 MAXとなった737-10(ボーイングの動画から)

 初号機はロールアウト後、エバレット・デリバリーセンター(EDC)へ移された。同センターでは飛行前作業とFAA(米国連邦航空局)による追加の適合性確認を実施し、その後、引き渡しに向けた変更反映作業を実施する。

 ノースラインでは過去数カ月にわたり、低率初期生産とFAAによる適合性確認を進めてきた。FAAは同ラインで製造した最初の数機を追加検査し、従来の生産拠点であるレントン工場と同じ方法で製造されているかを確認している。適合性確認が完了するとノースラインがボーイングの生産証明に追加され、エバレット製737を顧客に引き渡せるようになる。

 737-10自体は、10月20日にFAAから修正型式証明を取得。一方、エバレット工場の生産ラインに対する適合性確認は継続しており、機種の認証取得とは別に、同ラインで製造した機体の引き渡しに必要な手続きが残っている。

 ノースラインは、737 MAXの増産に向けて10億ドルを投じた新生産ラインで、737 MAXとして4本目のライン。初号機の製造は7月6日に始まり、同月10日に開設式典を開いた。ボーイングが7月に示した計画では、レントン工場で月産47機の水準を目指し、ノースラインの増設により、737全体で将来的に月産52機以上へ引き上げる計画を進める。

 エバレット工場はレントン工場よりスペースが広く、ノースラインではすべての製造位置で胴体の長い737-10を扱えるという。また、EDCは2022年からレントン製737 MAXの引き渡しを支援しているが、同センターで737 MAXの飛行前作業を実施するのは今回が初めてとなる。

 737-10は世界30社超の顧客から計1555機を受注しており、737 MAXファミリー全体の受注残の30%超を占める。日本の航空会社では、スカイマーク(SKY/BC、9204)が737-10を14機導入する計画。東京センチュリー(8439)傘下の米航空機リース会社アビエーション・キャピタル・グループ(ACG)が7月20日に発表した7機のリース契約では、初号機を2028年に引き渡す見通しを示している。

 スカイマーク向け737-10の座席数は1クラス207席で、737-8や現行の737-800の同177席より30席多く、羽田-福岡線などの国内幹線への投入を計画している。スカイマークは、737-8も13機導入する計画で、737 MAXは2機種合わせて27機を契約済み。

エバレット工場のノースラインでロールアウトした初の737 MAXとなった737-10(ボーイングの動画から)

エバレット工場のノースラインでロールアウトした初の737 MAXとなった737-10(ボーイングの動画から)

エバレット工場のノースラインでロールアウトした初の737 MAXとなった737-10=PHOTO: Marian Lockhart/Boeing

エバレット工場のノースラインでロールアウトした初の737 MAXとなった737-10(ボーイングの動画から)

エバレット工場のノースラインでロールアウトした初の737 MAXとなった737-10(ボーイングの動画から)

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