エアバス、A350 XWB試験機の客室公開

　エアバスは現地時間4月7日、A350 XWBの3機目となる試験機（MSN2）の客室を公開した。MSN2は2月26日に初飛行を実施し、独ハンブルクのエアバス施設で機内装備が行われた。

公開されたA350 XWB MSN2の機内（エアバス提供）

　客室装備はA350 XWBの試験機のうち、2機に施される。このうちの1機であるMSN2は、3月中旬からハンブルクで客室を装備し、飛行テストや地上テストを進めている。

　エアバス機の客室はすべて、ハンブルクのエンジニアリング、研究チームによって開発されている。試験機に装備された新しい客室により、A350 XWBの幅広い胴体が乗客一人ひとりにより広いスペースを提供し、ビジネス、エコノミー・クラスの客室に高い柔軟性と快適性をもたらし、エコノミー・クラスで横9列18インチ（45.7センチ）幅のゆとりあるシートを備えられることを実証する。

　MSN2は乗客を乗せて実施する一連の飛行テスト、「Early Long Flights」を行う試験機。高温、低温環境での客室テストを実施し、最先端の第4世代機内エンターテイメントシステム（IFE）の認証も行われる。2機目の客室装備テスト機A350 MSN5は路線実証飛行で使用され、世界各地の主要空港に飛来する予定。

MSN2に搭載されたビジネスクラスシート（エアバス提供）

MSN2に搭載されたビジネスクラスシート（エアバス提供）

MSN2に搭載されたエコノミークラスシート（エアバス提供）

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Airbus
エアバス・ジャパン