企業, 空港, 需要, 需要実績 — 2026年2月9日 18:20 JST

2025年の空港別定時出発率、“常連”羽田ランク外に=英Cirium

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 航空分野の情報を提供する英国の「シリウム(Cirium)」が公表した、2025年の空港別の定時出発率によると、定期便の提供座席数が最も多い「ラージ(大規模)」部門で定期便の提供座席数が最も多い「ラージ(大規模)」部門が首位となった。日本勢は同部門のトップ20に福岡空港のみがランクインし、“常連”だった羽田空港は上位20位から陥落した。

25年の定時出発率でトップ20から陥落した羽田空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 空港別のデータでは、定期便の提供座席数が多い順に「ラージ(大規模)」「ミディアム(中規模)」「スモール(小規模)」と分類。定刻に対して15分以下の遅延を「定時出発」と定義している。各空港とも予定されていた便に対し、月間の実運航の発着データが80%以上取得できたものを対象とする。

 2024年までは、大規模部門のうちアジアや欧州、北米など3地域以上に運航する空港を、発着規模が最も大きい「グローバル」部門としていたが、2025年はカテゴリーから除外した。

—記事の概要—
大規模空港
中規模空港
小規模空港

大規模空港

 大規模空港の「ラージ」部門は、サンチアゴのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港が首位を獲得。定時出発率は87.04%、運航便数は15万3326便、運航路線数は68路線、遅延便のみを対象とした平均の遅延時間は53分だった。

 定時出発率2位はリヤド(サウジアラビア)のキング・ハーリド国際空港で86.81%、3位はメキシコシティ国際空港で86.55%、4位は米ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港で86.51%、5位はオスロ空港(ノルウェー)で86.00%だった。

 日本勢のトップ20入りは福岡空港のみ。81.22%で16位に食い込んだ。羽田は今回から除外となった「グローバル」部門で、2022年に首位を獲得。2023年は10位、2024年は18位と順位を下げている。

中規模空港

 中規模空港の「ミディアム」部門では、パナマシティ(パナマ)のトクメン国際空港が首位を獲得。定時出発率は93.34%、運航便数は14万8065便、運航路線数は96路線、平均遅延時間は50分だった。

 定時出発率2位はブラジリア国際空港(ブラジル)で88.36%、3位はヨハネスブルク(南アフリカ)のO・R・タンボ国際空港で86.22%だった。4位は伊丹空港で86.04%、5位はダンマーム(サウジアラビア)のキング・ファハド国際空港で85.15%だった。

 日本勢でトップ20にランクインしたのは4位の伊丹空港のみだった。

小規模空港

 小規模空港の「スモール」部門では、グアヤキル(エクアドル)のオルメド・ホセ・ホアキン国際空港が首位を獲得。定時出発率は91.47%、運航便数は3万4068便、運航路線数は19路線、平均遅延時間は75分だった。

 定時出発率2位はエルサルバドル国際空港で90.28%、3位はリオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)のサントス・ドゥモン空港で89.67%だった。4位はスタヴァンゲル空港(ノルウェー)で89.55%、5位はキト(エクアドル)のマリスカル・スクレ国際空港で89.45%だった。

 日本勢はトップ20に1空港のみ。中部空港(85.72%)が18位にランクインした。

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