日本航空(JAL/JL、9201)は10月21日、夢に挑戦する若者を応援する「DREAM MILES PASS(ドリームマイルパス)」プロジェクトの第3弾を始めた。個人に加え、チームや複数人でも応募できるようになり、支援の幅を広げた。

夢に挑戦する若者を応援するJALのDREAM MILES PASSプロジェクト(同社提供)
同プロジェクトは、航空券を提供することで「移動格差」や「体験格差」など、若者を取り巻く社会課題の解消を目指す。2024年9月にスタートし、第3弾となる今回は、岩手県の花巻東高校に在籍していた大谷翔平選手が、メジャー挑戦を表明した日と同じ10月21日に始めた。
夢に挑戦する若者を「Dreamer」、若者を応援する大人を「Supporter」と位置づけ、JALのマイル制度「JALマイレージバンク(JMB)」会員がSupporterとなり、若者に移動の機会を提供することで夢の実現を後押しする。
応募対象となるDreamerは、15歳以上で義務教育を終えた人。第3弾ではJALグループの国内線普通席か国際線エコノミークラスの往復航空券を提供する。応募期間は10月21日から11月20日、搭乗対象期間は2026年2月1日から6月30日まで。詳細は同社の特設サイトで案内している。
SupporterはJMB日本地区会員で、マイルを寄付することでプロジェクトに参加できる。寄付は1口500マイル、1000マイル、3000マイルの3種類で、応援マイル数と応募内容をもとに当選者を決める。協力者には、大谷選手のデジタル壁紙が贈られる。
過去2回の取り組みでは、寄せられた夢の総移動距離が地球約1500周に相当する5985万2470キロに達し、当選者が順次旅立っているという。JALは、大谷選手が高校球児からメジャートップ選手になるまでの総移動距離89万2440キロ分の支援を、今回の第3弾で終える見通しで、今後は新たなプロジェクトを検討していく。
関連リンク
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日本航空
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