エアライン — 2025年9月25日 19:00 JST

ジェットスター・ジャパン、機内持ち込み14キロの新運賃 国内線運賃タイプ刷新

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は9月25日、国内線の運賃タイプを刷新したと発表した。4つある運賃タイプのうち、基本運賃と“全部載せ”を除く中間の2つがリニューアル対象で、利用客の好みに合ったオプションを用意する。リニューアル対象は国内線のみで、国際線は変更なし。

国内線の運賃タイプを刷新したジェットスター・ジャパン=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 国内線の新運賃タイプの名称は「Starter」「Mini」「More」「Flex Plus」。このうち「Mini」は機内持ち込み手荷物を14キロまでとする新運賃で、座席は「スタンダードシート」のみ指定できる。受託手荷物は含まず、追加購入となる。

 「More」はこれまでの「Starter Plus」に替わる運賃タイプで、受託手荷物と座席指定、食事・飲み物が含まれる。座席はスタンダードシートのほか、新たに前方にある「アップフロント・シート」も指定できるようにする。機内持ち込み手荷物は7キロ、受託手荷物は20キロ、食事・飲み物は500円分のバウチャーを用意する。便の変更や払戻には対応しない。

 今回のリニューアルで変更しないのは「Starter」と「Flex Plus」の2種類。Starterはジェットスターの基本運賃で、機内持込の手荷物は7キロまで。受託手荷物と座席指定は有料となる。

 Flex Plusは“全部載せ”のような運賃で、受託手荷物と座席指定、食事・飲み物、便の変更などが含まれる。座席指定は足もとが広い「エクストラ・レッグルーム・シート」を含む、すべてのエコノミークラス座席が対象となる。受託手荷物は20キロまで。

 リニューアルに伴い、日付や時刻など便変更に関係するオプションを中心に付帯する「Flex」運賃を終了する。対象は国内線のみで、Flex Plusに集約させる。国際線ではFlex運賃を継続する。

 ジェットスター・ジャパンは2024年6月に、運賃タイプを刷新。機内持ち込み手荷物の上限を7キロに、受託手荷物の上限を20キロに統一し、「ちゃっかりPlus」「フレックスBiz」「しっかりMax」の愛称を廃止した。今回の刷新は約1年3カ月ぶりのリニューアルとなる。

刷新後のジェットスターの運賃区分(同社資料からAviation Wire作成)

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運賃ガイド・規則(ジェットスター)
ジェットスター

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