エアライン, 空港 — 2024年4月2日 23:59 JST

カタール航空、ドーハ-羽田運休 JAL便とコードシェア

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 カタール航空(QTR/QR)は、ドーハ-羽田線の運航を終えた。羽田を4月1日午前0時52分(定刻午前1時発)に出発したドーハ行きQR813便(エアバスA350-900型機、登録記号A7-AMH)が最終便となり、2014年6月の就航からおよそ10年で幕を下ろし、カタールの日本路線は成田線と関西線の2路線になった。

羽田空港に到着するカタール航空のドーハ発最終便QR812便=24年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 カタール航空のドーハ-羽田線は、2014年6月18日に就航。2005年3月の関西、2010年4月の成田に続く3路線目の日本路線で、ボーイング787-8型機(2クラス254席:ビジネス22席、エコノミー232席)による週7往復(1日1往復)のデイリー運航で開設した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で一時運休していたが、 2023年6月1日から週7往復で再開した。

 ドーハ-羽田線が運休となった一方、同じく航空連合「ワンワールド・アライアンス」に加盟する日本航空(JAL/JL、9201)が、3月31日から羽田-ドーハ線(JL59/50便)を開設。カタールとのコードシェア便で、ドーハ発羽田行きはQR4850便、羽田発ドーハ行きはQR4851便の便名が付与される。

羽田空港に到着するカタール航空の羽田行き初便QR810便の787-8=14年6月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港を出発するJALのドーハ行き初便JL59便=24年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALは、羽田-ドーハ線を夏ダイヤ初日の3月31日から週7往復で開設。日本の航空会社では初の中東への直行便となり、カタールのハブであるドーハのハマド国際空港から欧州や中東、アフリカ、南米へ接続できる。

 機材は787-9で、座席数は3クラス239席(ビジネス28席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー190席)のE92仕様か、3クラス203席(ビジネス52席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー116席)のE91仕様となる見通しで、今後確定する。

 運航スケジュールは、ドーハ行きJL59便が羽田を午後10時50分に出発し、翌日午前4時40分着。現地時間4月1日から運航する羽田行きJL50便は、午前7時15分にドーハを出発し、午後11時55分に到着する。

 JALの羽田-ドーハ線就航後、カタールが自社で運航する日本路線はドーハ-成田線と関西線の2路線。成田線と関西線はともに週7往復(1日1往復)のデイリー運航で、関西線は3月1日に約8年ぶりに再開した。

*写真は6枚(最終便の実績などは写真下に掲載)。

羽田空港のA滑走路へ着陸するカタール航空のドーハ発最終便QR812便=24年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港のA滑走路へ着陸するカタール航空のドーハ発最終便QR812便=24年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港に到着するカタール航空のドーハ発最終便QR812便=24年3月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ドーハ-羽田線の運航実績(定刻/実績)
QR812 ドーハ(31日07:15/07:21)→羽田(31日23:30/22:49)
QR813 羽田(1日01:00/00:52)→ドーハ(1日06:30/06:59)

JAL羽田-ドーハ線の運航スケジュール
JL59/QR4851 羽田(22:50)→ドーハ(翌日04:40)運航日:3/31から毎日
JL50/QR4850 ドーハ(07:15)→羽田(23:55)運航日:4/1から毎日

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