官公庁, 空港 — 2021年7月7日 12:08 JST

羽田空港-川崎間に「多摩川スカイブリッジ」 名称決定、年度内開通へ

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 羽田空港と対岸の殿町地区(川崎市)を結ぶ橋を整備している川崎市は7月6日、仮称となっていた新しい橋「羽田連絡道路」ついて、名称を「多摩川スカイブリッジ」に決定したと発表した。開通は年度末を予定し、今後は橋面上の舗装工事などを進める。

羽田空港を離陸する機内から見た「多摩川スカイブリッジ」(手前)。奥は大師橋=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 名称は一般公募し、1月15日から2月15日までの期間中に8498件の応募があった。上位20位には決定した多摩川スカイブリッジのほか、両地区を表す「羽川(はねかわ)橋」や「殿羽(とのはね)橋」、「羽殿(はねとの)橋」や、殿町地区で整備が進む国際戦略拠点「キングスカイフロント」にちなんだ「キングスカイブリッジ」や「スカイゲートブリッジ」案が入った。また、地名を含めない「未来橋」「大空橋」などの案もみられた。

 名称を決定した川崎市は、多摩川スカイブリッジへの選定理由を「多摩川両岸の地域がつながり、空へ、世界へと発展していくようなイメージを抱きやすく、羽田空港に近接し、空が広く開放的に感じられる橋にふさわしい」と説明している。

 「多摩川スカイブリッジ」は約675メートルで、車道のほか歩道と自転車道も整備する。川崎市と東京都、国土交通省航空局(JCAB)が共同で整備を進める一般道で、橋部分を含め全長約840メートルとなる。

 川崎市川崎区殿町の国際戦略拠点・キングスカイフロントと、羽田空港第3ターミナル(旧称国際線ターミナル)に直結する複合施設「羽田エアポートガーデン」が開業予定の羽田空港跡地第2ゾーンを結ぶ。道路の開通により、両地区の発展や国際ビジネス拠点の形成を目指す。

 両地区の間には多摩川が流れており、橋は多摩川の河口から1番目にかかる橋となる。現在、羽田空港と殿町の両地区を車で移動する場合、約2キロ上流の大師橋や、約3.5キロ下流の首都高速湾岸線を利用する必要がある。

 殿町地区は2020年3月から始まった羽田空港の新飛行経路下にある。南風運用時の夕方にB滑走路(RWY22)から出発する便が、地区上空を通過する。このほか、全日本空輸(ANA/NH)の機内食を手掛けるANAケータリングサービス(ANAC)の川崎工場も、殿町地区にある。

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