エアライン, 官公庁 — 2020年9月25日 12:43 JST

春秋航空日本、成田市に食品寄贈 減便で販売品余剰、福祉施設で活用

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 春秋航空日本(SJO/IJ)は9月25日、機内で販売している飲料やスナックなど687個を千葉・成田市に寄贈した。中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で運休が発生しており、余剰となった食品を提供。市は福祉施設で市民への食料として活用する。

寄贈品を手にする春秋航空日本の樫原社長(左)と成田市の小泉市長=20年9月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 当日は春秋航空日本の樫原利幸社長らが市役所を訪問し、成田市の小泉一成市長に機内販売品を贈呈した。樫原社長は新型コロナの感染拡大を「経験したことのない状況」と述べ、危機感をあらわにした。賞味期限が迫った機内販売品の寄贈は、フードロス削減への取り組みと地域社会への貢献として決め、「有効活用してほしい」とした。

 小泉市長は「新型コロナには各業界が苦慮している」と語り、特に航空業界への影響が大きいとした。「活気のない成田空港は、市への影響も大きい。活気が戻るように願っている」と早期の終息を期待した。

 春秋航空日本は中国最大のLCCである春秋航空(CQH/9C)の子会社で、成田空港が拠点とする日本の航空会社。通常は国内3路線、国際6路線を運航している。

 計画では1日2往復ずつ運航する広島線と札幌(新千歳)線、1往復の佐賀線の国内3路線は、現在はいずれも金曜から日曜まで1往復ずつに減便。国際線は6路線のうち運航しているのはハルビン線の1路線で、日曜の週1往復のみ運航している。

 春秋航空日本では6月からオリジナルグッズなど、一部商品を除き機内販売を中止していることから、販売予定だった機内食に大量の余剰が発生している。機内販売用に用意したスープや飲料、スナック類などの賞味期限が近づきつつあることから、市に寄贈を申し出た。

 10月25日から始まる冬ダイヤでも、大幅な減便が続く。国内3路線はいずれも12月25日までの土曜と日曜のみ1往復ずつの運航。国際線はハルビン線のみを、冬ダイヤ最終日の2021年3月27日まで、日曜の週1往復運航を継続する。

春秋航空日本が成田市へ寄贈した機内販売品=20年9月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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