エアライン, 空港 — 2020年6月17日 12:22 JST

ANA、羽田南側エリア7月一部再開 国内線検査場Cのみ、国際線は閉鎖継続

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 全日本空輸(ANA/NH)は7月1日に、閉鎖している羽田空港第2ターミナル南側の国内線エリアの運用を一部再開する。南側の出発階は4月17日から閉鎖しており、およそ2カ月半ぶりの再開となる。

7月1日に一部再開する羽田空港第2ターミナル南側エリア=20年5月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの国内線保安検査場入り口はAからDまでの4カ所で、AとBを北側の「北ピア」、CとDを南側の「南ピア」に配置。4月17日以降は需要が大幅に減少したことから、出発エリアを北側に集約し、カウンターと保安検査場などを閉鎖している。

 7月1日に再開するのは保安検査場Cのほか、C付近のチェックインカウンターとマイレージ会員専用の保安検査場を備えた室内型カウンター「ANAプレミアムチェックイン(ANA PREMIUM CHECK-IN)」、自動手荷物預け機「ANAバゲージドロップ(ABD=ANA Baggage Drop)」などの施設。保安検査場Dは引き続き閉鎖する。

 国際線は第2ターミナル南側には3月29日に開業した国際線施設と、従来の第3ターミナル(旧称国際線ターミナル)を使用。このうち第2ターミナルの国際線施設は4月11日から閉鎖し、第3ターミナル集約している。ANAによると、現在のところ再開のめどは立っていないという。

 羽田空港では、日本航空(JAL/JL、9201)が使用している第1ターミナル北ウイングも7月1日に再開する。北ウイングは第2ターミナル南側同様4月17日から閉鎖し、出発エリアを南ウイングに集約して運用している。

 政府は県をまたぐ外出自粛の段階的緩和を今月1日から開始。このうち、東京、神奈川、千葉、埼玉、北海道との都道府県をまたぐ不要不急の移動は18日までは「慎重に」としているが、19日からは全面解禁になる。

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